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あるちゅはいま日記

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ホウレン草が大きくなったので食べた

今朝は朝からお陽さんが出た、そこらじゅうでハルゼミの合唱が始まった。
1匹が鳴きだすと一斉に声を上げて鳴きだす、雲が広がればまた一斉に鳴き止む。
小学校の合唱団の様で思わずにたりとしてしまう。
雨の上がった猫の額ほどの畑にホウレン草が育った。
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いつもは大きくならずにトウが立ってしまう、日照時間が長くなるのが原因だ。
今年はちょっと早めの4月末に種まきをしたのが幸いだったようだ。
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朝食にバター炒めにして食べた。
ホウレン草のちょっとした灰汁(シュウ酸)のある味がすこぶる日本人にあっている、そして柔らかい。
肥料は落ち葉の腐葉土に鶏糞、薪ストーブの灰、もちろん農薬類は一切無し。
家ではすこぶる評判が良く、今年の出来には満足、ニコニコ顔だ。
処でホウレン草を漢字では「菠薐草」と書くのだそうだ、ちょっと難しくて書けないねぇ。
ほうれん草の原産地は中央アジアから西アジア、初めて栽培されたのはペルシア地方(今のイラン地域)だったと考えられている。
その後、シルクロードを通って中国に入り、そして江戸時代の初期に日本に伝わった。
「菠薐」は中国語、「ポーリン」や「ホリン」のような発音なのだそうだ。
これが日本語では「ほうれん」となった。
「菠薐」とはほうれん草の原産地「ペルシア」のこと、「ほうれん草」は「ペルシアの草」ということだ。
また、「法蓮草」とも書く、どうもこれは当て字の様だ。
でもポパイが食べて力をつけてたように栄養豊かな仏さまにちなむありがたい野菜と言う意味あいもあったのではなかろうか。
この歳になって初めて知った。
老いぼれになっても学ぶことはいっぱいあるんだ、そう簡単には死ねないねぇ。







# by hanaha09 | 2021-06-05 08:36 | 田舎暮らし | Comments(0)

コロナワクチン注射

このところ急激にコロナワクチン注射が本格的に進んできた。
6月2日現在のワクチン接種状況だ。
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政府の唯一の命繋ぎなんて噂もニュースでチラリほらり。
ワクチン注射とはヒトに影響しない程度に制御されたウイルスを体内に入れて抗体を作りあげる手法、もともとが危なかしい医療行為の一つだ。
政府の為政者の言う「日本国民の健康と命を守る」と公言した日本政府は慎重に物事を進めなければならない筈だ。
厚生労働省によれば、5月26日に発表されたコメントには、
「ファイザーのワクチンの接種を受けた601万6200人余りのうち25歳から102歳の男女85人の死亡を確認した。接種との因果関係については、いずれも情報不足などを理由に『評価できない』か『評価中』としています。」
「今月16日までに報告された接種後の症状のうち国際的な評価指標でアナフィラキシーに該当したのは146件で、およそ4万1900回に1件の割合でした。厚生労働省は現時点で接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。」
原因調査もままならぬまま、やみくもに重大な危険を認められないとする政府の見解はいかがなものか?
ワクチンの保管ミスも次々と、冷凍ワクチンを受領した後の事故が多い、効き目の無いワクチンを接種されたのではたまったものではない、接種された本人には全くわからない。
冷蔵庫の電源プラグが抜けていたとか、扉を閉めるのを忘れてたとか全くあきれる管理状態だ。
小規模接種会場で冷蔵庫に保管する場合も原液の温度データロガー警報システムがなぜ取り入れられないのだろうか?
注射の際のミスも多い、希釈なしの原液を注射したり、注射器の二度使い(以前の肝炎ワクチン注射で大きな医療事故を起こした)、バイアル瓶の残りをかき集めて注射した等、もう数えきらない事例が報告されている。
もう一つ重要なことが、こういうミスの注射液が誰に打ったか特定できないケースが多々報告されていることだ。
バイアル瓶の製造番号が接種シートに書き移されているはずだ、この接種シートは一枚づつ接種者に配布されるはずだ。
この写真が事実かどうかわからないが、トレーにはバイアル1瓶以上の用意された注射器が乱雑に置かれている。
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これでは誰にどのバイアル瓶のワクチンを接種したかはわからない、後々の事故のトーレースが出来ないこととなる。
慣れない予防注射従事者の単純なるミスだと思うが、ヒトの命を預かる医療技術者すべてには「私はミスを致しません」と言うドクターXの大門未知子精神が無いと成り立たない。
7月末までに高齢者の接種終了が声高に叫ばれ、年末までに国民希望者全員の全員の接種が呼びかけられている。
それはそれで大いに推進すべきであるが、あんまりにも性急すぎる要求が少々の国民の犠牲に成り立つことが道徳上許されるべきものなのだろうか?
日本国民はすべて平等の権利を有するという憲法上の主旨を行政の責任者である政府高官は本当に理解しているのだろうか...





# by hanaha09 | 2021-06-04 11:38 | 田舎暮らし | Comments(0)

落とし文

朝早くに一つ落ちてたのを見つけた。
昼前にはあちこちにいっぱい落ちてた、ちょうど新緑のハルニレの枝の下だ。
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きっと柔らかい葉を見つけて作った巻物のような落とし文。
落とし文とは江戸時代のラブレター、巻物に書きつけられて相手の通り道にわざと落として相手に思いを伝えようとした。
また、公然とは言えないことを匿名の文書にして路上などに落としたりした。
「かの人の癖の文字かも落し文 」
「手にしたる女人高野の落し文」
江戸時代の人々の奥ゆかしくも大胆な感性を偲ばせる落とし文の習慣だ。
初夏の季語ともなった落とし文、この落とし文を思い起こす揺籃を作ったのはその名もオトシブミという小さな虫。
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オトシブミは葉をクルクルと上手に巻いてほどけないような巣を作り、その中に1個の卵を産みつけて、地上に落す。
この巣の中で孵化した幼虫は成虫になるまで落し文の中で過ごす、つまり、虫の揺籃(ゆりかご)。
幼虫は揺籃の内部の葉を食べて成長する。
成育中に揺籃に穴が開いたりすると、自分の糞でふさいで補修、敵からの襲撃に備えるのだそうだ。
この落とし文は専らオトシブミの雌が作りあげる、できれば葉を嚙み切って地上に落とす。
子供を大事に守る手段を講じて外界に放り出す、まさにたらちねの母の思いが込められているようだ。
明日にかけては雨模様、関東甲信にも梅雨入り宣言が出そうだとのことだ。





# by hanaha09 | 2021-06-03 11:48 | 田舎暮らし | Comments(0)

国民食カレーライスの日

今日は横浜開港記念日だ。
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江戸時代、二百数十年の鎖国政策を経て1859年に日本国が世界に向けて扉を開けた日となった。
目覚ましい発展を伴う西洋文化が日本国民の目を見開いた。
その一つが宇宙でも食べられる食文化、今では日本の国民食と呼ばれるカレーライス、この開国に伴って授かったものとしてこの日が「横浜カレー記念日」となった。
日本におけるカレーの最古の文献資料は福澤諭吉が万延元(1860)年に出版した『増補華英通語』で、「加尤 Curry コルリ」と記されている。
が、福澤諭吉がカレーを目にしたかどうかは不明である。
驚くことに、いったん開国を決めた幕府が再び閉じようと海外に使節団を送ったとある。
文久3年(1863年)に「横浜鎖港談判使節団」の一員としてヨーロッパに赴いた岩松太郎(いわ まつたろう)の「航海日誌」にこうある。
「夕陽三拝同断且つ食事の節脇より見るに飯の上へトウガラシ細味に致し芋のどろどろの樣な物を掛け此を手にてまぜ手にて食す至てきたなき人物の者なり。」
フランスへ行くために立ち寄ったエジプトでのカレーライスを食べるアラビア人には驚いた様子が記されている。
明治に入ると日本人にとってなじめなかったと思われるカレーライスのレシピが公開されるようになった。
明治5年(1872年)には、敬学堂主人による『西洋料理指南』にレシピが掲載された。
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「『カレー』ノ製法ハ葱一茎生姜半箇蒜少許ヲ細末ニシ牛酪(バターの事)大一匙ヲ以テ煎リ水一合五夕ヲ加ヘ鶏海老鯛蠣赤蛙等ノモノヲ入テ能ク煮後ニ『カレー』ノ粉 小一匙ヲ入レ煮 ニル、西洋一字間已ニ熟シタルトキ塩ニ加へ又小麦粉大匙 二ツヲ水ニテ解キテ入ルベシ」
今のカレーの必須である玉ねぎ、ジャガイモなどが記されてない、明治の初期にはまだこんな西洋野菜が手に入らなかったようだ。
それにしても赤蛙をカレーに放りこんだ勇気は日本人として素晴らしい。
少し遅れて出版された仮名垣魯文の『西洋料理通』には、子牛の肉または鳥肉を入れるもの、リンゴを加えて煮ているレシピもある、それにカレーライスの盛り付けにはこうある。
「炊きたる米を皿の四辺にぐるりと円く輪になる様もるべし。」、と。
現代に再現された開港当時のカレーライスはこうだ。
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双子の子供たちに野外で料理をさせる我が家のカレーライスを紹介しておこう。
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ニンニク、ショウガ、唐辛子のみじん切りをサラダ油でこんがりといためる。
これに玉ねぎのみじん切りを入れて良く炒める、最後にトマトを刻んだものを入れ、クミン、タラゴンを入れる。
塩、胡椒で味付けをしておく。
これに骨付き鶏足を入れて同じく炒めた後に赤ワインたっぷりとブイヨンを入れてゴトゴト焚火で煮る。
出来上がり直前に市販のカレールーを少しだけ入れて、とろみをつける。
出来上がり、米は飯盒で焚く、野外でのカレーライスは特に旨い。
コロナ感染が終わるまでは双子たちも東京からは出てこれない、なんとなく寂しいね。






# by hanaha09 | 2021-06-02 09:20 | 田舎暮らし | Comments(0)

まだ食べたことのないキノコ

今年は我が家のネコの額ほどの畑の横に出た。
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モリーユ(morille)茸、日本名で編み笠茸。
年ごとに出てくる場所が違う。
フランス料理の高級食材、高級レストランに行くとモリーユ茸が3切れほどすまし顔でお皿に載っていたりするそうだ。
ちなみにブルゴーニュの田舎町の朝市では100グラム1200円と言う、パリの街中ではこの2倍くらいはする。
このキノコはただソテーにしたり、水で煮ても、美味しくない。
生クリームに入れたソースにすると味や香りがひきたくるのだそうだ。
肉料理に添えるとまた格別となる。
グルメのフランス人にはこのキノコの生える春が待ち遠しいという。
種類がいくつかある、黒いのが香りが強くて最高とマドモワゼル。
生でしゃぶりついたりすると毒がある。
また、浅間山にも出ると言われるよく似たシャグマアミガサタケは猛毒だ。
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生食をすると胃、腸、腹膜などの内臓に出血を起こし最悪2,3日のうちに死に至るという。
大量の水で湯がいて毒だしをするとこれがまた美味らしい。
フィンランドではレストランでもスープに出てくる名物料理、日本で食べるふぐ料理だ。
「北欧に行って結婚することになった日本人が出かけたのがキノコ狩り。そのキノコを食べた彼女の旦那様となるべき彼氏が毒にあたってしまった。彼女自身は全く中毒症状はなく、彼氏は彼女が自分を殺すつもりで食べさせたのではと被害妄想に陥ってしまった。この二人に幸せな人生はやってこなかった。」
こんなかんなやらで、家に出てきた最高級食材のモリーユ茸はいまだ食べたことが無い。





# by hanaha09 | 2021-06-01 09:19 | 田舎暮らし | Comments(0)