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あるちゅはいま日記

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アメリカの独立記念日

2021年7月4日の日曜日はアメリカ合衆国の245回目の独立記念日だ。
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最大のイベントは夜の花火、BBQパーティやら、船上のジャズの生演奏、ホットドッグ大食い大会、道端の大道芸まで...
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この花火を違法に売って儲けようとした輩が警察に捕まった、ところがこの花火を処理しようとした警察車両で大爆発。
笑うに笑えない話だ。
このようなどんちゃん騒ぎだけではない、独立戦争の中心となったボストンなどでは教育プログラムなどの実践、歴史ウオーキングツアーなども行われる。
大英帝国の植民地だったアメリカが独立しようとしたきっかけは1765年頃よりのイギリスからの不当な課税が次々と課せられたことにあった。
ついに1775年にはイギリス軍との抗争が勃発、翌年にはアメリカ東部代表が集まり独立を決議、7月4日に独立宣言文書が公開された。
大英帝国の国王、強大なイギリス軍に立ち向かい「自由と平等」を勝ち取ったアメリカの人々にとっては誇らしい日なのだ。
なぜ最強の軍隊を持つと言われていたイギリス軍に立ち向かうことが出来たのか?
イギリスと敵対していたフランス、オランダ、スペインン各国の援助を得たことにある。
敵の敵は味方であった。
ニューヨーク港内にそびえたつ「自由の女神像」は独立100周年記念として、フランス人の募金によって贈呈されたものだ。
正式名称は「世界を照らす自由」と言うのだそうだ。
今年の独立記念日にはフランスから妹に当たる「自由の女神像」がアメリカにやってきた。
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高さ3m弱の小さい像だが作者は本物と同じ人、今の像の近くの島に設置された。
7月14日のフランス革命記念日にはワシントンに移動するという。
確か東京のお台場にもレプリカの「自由の女神像」があったが、どうなってるんだろう?
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確かアクアシティの「権八」からよく見えたと記憶がある。
ふと思い出したのが嬬恋村にもあった「自由の女神像」、もう撤去されて10年程にはなるのでは...
なんで壊されたんだろう、またなんでこんなところにあったんだろう?
そういえばラブホテルの屋上にもよく建っていた、自由と平和のシンボルなのだ。
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# by hanaha09 | 2021-07-04 08:57 | 田舎暮らし | Comments(0)

亀の子たわし

1915年(大正4年)の7月2日、西尾商店の西尾正左衛門が、「亀の子束子(たわし)」の特許権(実用新案・商標権の取得は1908年の明治41年だった)を取得した。
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明治時代の中頃東京は文京区小石川での話、貧しい家庭に生まれ育った正左衛門の母はいつも働きづくめであった。
腹の減った餓鬼には毎日のように鍋の中の蒸したサツマイモがおやつであった。
正左衛門はこの時に思ったのだそうだ、「大きくなったら、何か売れる物を発明してお金持ちになってやる」、と。
大人になった正左衛門がふと思いついたのが昔母が編んでいたシュロを針金で巻いた新型の靴拭きマットであった。
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今までの縄を編んだ靴ふきマットと比べて泥が良く落ちた、この新製品の売れ行きも上昇。
気を良くした正左衛門は早速特許庁へ特許の申請に出かけたところ、この特許によく似たものがイギリスからすでに出願されていた。
おまけに係官からは何回も使用したり、体重の重い人が乗ると、毛先がつぶれて効果がなくなるという欠点まで指摘された。
これに呼応するかのように新製品の返品が相次いだ。
またまた苦しい生活が続くことなった正左衛門だが決してあきらめることは無かった。
ある日、妻が障子の桟をこすって、汚れ、糊のカスを取り除くのに泥除けマット用の針金を芯にしたシュロの棒をくるっと丸めて使ってるのを垣間見た。
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「これだ!」と叫んだ正左衛門、それまでには藁や縄を束ねたものが掃除道具として使われていたが、この針金を芯にして丸めたシュロは頑丈で使い勝手が非常に良いと早速世の中に出そうとした。
掃除は女性の役目、ぴったりと持てる大きさ、重さ、形状に工夫に工夫を重ねた、もちろん妻の手をずいぶん借りる事ともなった。
そして新製品をもって特許庁へ駆け込んだが名前が要る、息子が飼っていた亀に似ている、長寿の「亀」と名付けようとしたがどうも親しみが無い、で「亀の子」ととした。
以来100年にわたって伝統をひたすら継承し、世界中で重宝するまでになった「亀の子束子」の誕生であった。
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現存のシュロの樹が玄関にある西尾商店の社屋だ、3代目が社長さん。
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この「亀の子束子」、我が家では3個も活躍する。
まず、ダッチオーブンの掃除に最適だ、内側の油汚れ、外側に炭がつく頑固な汚れ、ゴシゴシすれば良く落ちる。
台所では魚調理用のまな板には必須の道具である、洗剤を少しだけ垂らしてゴシゴシ、生臭い匂いも完璧に落ちる。
もう一つが車用、しつこい隅っこの水垢、後ろの扉の車体内側の細かいところのたまったドロ、タイヤのアルミホイールのブレーキ粉落とし、何かと便利だ。
最近は素材としてシュロに加えてパームヤシの繊維が使われると言う、ナイロンブラシ、スポンジブラシなどよりずっと長持ちする優れものだ。
ちょっと値段の高いのが難点になるんだが...
またまた明治の気骨ある人物の物語だ。



# by hanaha09 | 2021-07-03 07:51 | 田舎暮らし | Comments(0)

金色ポスト

またまたおバカなニュースが舞い込んできた。
「内閣官房は6月28日、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックで金メダルを獲得した日本人選手の栄誉をたたえるため、ゆかりの地の郵便ポストを金色に塗り替え、選手の輩出地域を盛り上げる「ゴールドポストプロジェクト」を実施すると発表した。」
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郵便ポストは生まれた時から赤色だ。
こんな金金のポストに郵便は入れたくはない、そもそも最近は郵便を出す機会は本当に少なくなってきた。
村のアンケートとか、コロナワクチン接種の申し込みとか、こちらからの連絡に郵便を使うのはごくまれなこととなってきた。
こんな郵便ポストを金色に塗りなおしてどういう記念碑としたいのか考案者の頭を疑うようなニュースだ。
アイデアの出所はロンドンにあるという。
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日本の郵便制度は確かにイギリスの制度をまねたものである、ポストが赤いのもイギリスのせいだ。
ロンドンオリンピックで金メダルの獲得を果たした選手の出自のポストが金色に塗代えられたことにあるらしい。
金色のイメージは特別なものとして認識させる、高級感、欲を満たす、自分に対する自信、豊かな気持ち、こういう効果があるのだそうだ。
こんなイメージに乗せられるのは東京オリンピックのゴールドメダリストたち。
多くのコロナ感染者の犠牲の中で得た金メダルをどのように受け止め、その後をどう生かしていくのだろうか。
郵便制度がこの先、永遠に存続するとだれもが考えるのであろうか。
色褪せた朽ちた金色の郵便ポストがあちこちに出現するかもわからない将来を想像することができるのだろうか。
ロシア、ブラジルでの廃墟となったオリンピック設備を見たことがあるのだろうか。
日本郵便株式会社ではすでに名古屋にも栃木にも金色のポストを登場させている、金色のおもちゃのポスト型貯金箱も販売している。
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2番、3番煎じのその場限りの思い付きに媚びることなく、もっと大切な援助の費用などに貴重な資源を活用すべきではなかろうか。
郵便配達のおねえちゃんは必至の形相で不要な年賀状の購入を薦めに来るのがいつもの年末の風景だ。
閑な年寄りはひがむことが多くなってきたねぇ。


# by hanaha09 | 2021-07-02 09:22 | 田舎暮らし | Comments(0)

フリーライダー問題

フリーライダー(経済用語)問題をコロナ感染勃発を契機として議論がつぶやかれている。
フリーライダーとは日本語では「薩摩守忠度」のこと、つまりタダノリ。
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キセル(昔のキセルは吸い口とたばこを入れる口だけが金(属)、後は竹筒で金ではない)ともいう。
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日本の鉄道のキセルは切符を入口出口分をお金を出して払うが、フランスに行けば地下鉄などは改札口の柵を乗り越える輩をいつも見る、一銭も払わない猛者ばかりだ。
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現代日本では切符改札方法も近代化されキセル乗車などは無いと思われる。
いま議論されているのは「フリーライダーとは公共財のように非排除性があるサービスについて、対価(供給のための費用)を支払わないで便益を享受する者を指す」。
コロナ感染が始まり、外出自粛をしない人々の多く、この浅間山麓にも東京方面から大勢やってくる、「フリーライダー=コストを支払わず制度の恩恵をタダで受けている人」とも言える。
彼らには「行動制限を徹底することで被る損失」は無いにもかかわらず、自分や家族が感染しない限り、他の人たち(どこにも出て行かない浅間山麓の我々の事)の行動制限によって生まれる一定の感染抑止という恩恵(利益)に十分あずかっているということとなる。
また居酒屋での酒類販売、営業時間の規制が問われる中で、これに反する営業方針を堅持する者がいる。
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おかげさまで売り上げが伸びているそうだ、経営する側、これを知って飲食する側の人々は、他の飲食業者・人々の行動制限の対価を無視して得られる利益をタダノリしていることになる。
コロナワクチン接種に対しても、同じことが言える。
ワクチン接種率が6割7割になると集団免疫が成り立ち、感染の心配がなくなる。
ワクチンには副反応がつきものだ、副反応を心配して、「ワクチンは当面打たないでおこう」と考える人も多くいる。
たしかに、自分がワクチンを打たなくても、周りの多くの人が打ってくれれば、コロナウイルスは消滅、そのうち自分にも感染しないこととなる。
危なかしいワクチンを接種しなくても自身は安全な環境に居られる、タダノリである。
しかし、鉄道のタダノリと同じく、失われる利益はどこかで補わなければならなくなる。
タダノリが増えれば増えるほど列車の運行コスト割合は上昇し、運賃を上げざるを得なくなる。
すべての人が将来の損害を被る事となる、経済の法則でもあろう。
一人ひとりが自分でよく考え判断をして、将来を見つめた行動をとる日本人であってほしい。






# by hanaha09 | 2021-07-01 08:32 | 田舎暮らし | Comments(0)

ワクチンが足らん!

新型コロナウイルス用ワクチンの供給が足りなーい、各自治体でも接種の予定がたてられない、企業向けの集団接種の受付も終了するという。
新聞社によると下図がワクチンの供給の状況となるそうだ。
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企業自治体の大規模接種用のモデルナワクチンの供給が出来なくなるそうだ。
すでに受付済みは5700万回、モデルナワクチンは9月までに5千万回分だけ、よって不足が生じることとなる。
新規の企業自治体向けのモデルナ大規模接種はもうできなくなる。
予約済のモデルナ不足分の700万回分は自治体の一般接種向けのファイザーワクチンを充てるという。
ファイザーワクチンは6月末までには計1億回分、7月から9月末までには7千万回分が調達できるという。
調達速度は5月6月のほぼ3分の2となるそうだ。
ちょっと待て、何かおかしい。
今日はもう6月末だ、ファイザーワクチンは1億回分がすでに調達できているはずだ。
JX通信社/FASTALERT社発表の2021年6月29日 19時00分更新のコロナワクチン接種状況を確認してみよう。
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累計接種人数は28,049,718人(うち2回接種完了 13,786,436人。ファイザーもモデルナも合わせた合計)で計41,836,154回となっている。
接種済回数未報告分もあるだろうが、この計算では6千万回ほどのファイザーワクチンが行方不明、各自治体の冷蔵庫で眠っている?
次に厚生労働省の6月3日発表のワクチン発送計画を見てみよう。
医療関係者向けには3月1日の週から5月10日の週までに9,360,000回分が発送された。
高齢者向けには4月5日の週から6月28日の週までには75,504,975回分のワクチンが発送済みとなっているはずだ。
医療者向け、高齢者向けファイザーワクチン供給合計は84,864,975回分となる。
まず政府の供給公約数1億回分には1千5百万回分も足りないのが事実。
2機も遊んでいる政府専用機をヨーロッパでもアメリカでも飛ばしてコロナ担当大臣とともに受け取りに行ったらどうなんだろうか。
それでもまだファイザーワクチンの政府の言う各自治体への発送済数に対して接種済実績を見ると4千万回分ほどが行方不明。
なんでワクチンが足りんのだー?
契約したと言われるアストラゼネカワクチン1億2000万回分は一体どうなっているのか?
誰か教えてほしいものだ。







# by hanaha09 | 2021-06-30 10:05 | 田舎暮らし | Comments(0)