ブログトップ

あるちゅはいま日記

hanaha09.exblog.jp

2018年 02月 10日 ( 1 )

忌部氏と大麻

阿波の国、讃岐との境に近い北東部には大麻山(おおあさやま)と名付けられた山がある。
その麓には大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ・通称おわさはん)がある。
このあたりは大麻町(おおあさちょう)と呼ばれていた、今は鳴門市。
b0126549_12215010.jpg
社伝では、「神武天皇の御代、阿波国に麻楮の種を播殖し、開拓した天太玉命の孫天富命が、守護神として天太玉命を祀ったことにはじまる、ただし、明治以前は、阿波忌部の祖・天日鷲命を祭神としていた。」とある。
その忌部氏一族の根拠地であった大麻山の東山麓からは日本最古の前方後円形と言われる古墳群が発掘されている。
この古墳技術と共に阿南地区で採取される水銀朱(辰砂)及び大麻が大和の国にもたらされ、大和の国の祭祀の立役者であったのではと推測されている。
そして、少し吉野川を西に遡ると麻植郡(おえぐん、今は吉野川市)という地があった。
まさに忌部氏が肥沃なる地を求めこの地に来て大麻の種を植えたために名付けられた名称であった。
大麻は古来から日本人と深くかかわりをもちつづけてきた大切な植物、神事におけるおはらいの用具、神符・神札、横綱の化粧まわし、食用の麻の実油、昔は麻の背広にロープ、紙等々。
七味唐辛子に入っているのも麻の実、子供の頃のがんもどきにも入っていた。
b0126549_13375081.jpg
平成天皇が即位の際に用いた大嘗祭麁服(あらたえ)も大麻で織られたもの。
そして大麻で出来たふんどしも、優しく一物を包んでくれるのだそうだ。
最近では医薬としても注目されてきている。
戦前には大麻はぜんそく薬として吸われていた時代があったそうだ。
b0126549_18064334.jpg
今は多発性硬化症の症状緩和、HIV(人免疫不全ウイルス)患者の症状緩和、癌患者の食欲低下・疼痛抑制効果などが期待されている。
「オロナミンC]や「ゴキブリホイホイ」で有名な大塚製薬が「サティベックス(Sativex®)」という製剤のアメリカにおける独占的な開発・販売権を取得した。
「サティベックス」とは特定品種の乾燥大麻(カナビス)から抽出された医療用舌下スプレー、末期がんの患者の疼痛緩和治療に使われる製剤なのだそうだ。
当の大塚製薬の実質的な創業者大塚正士は、「80才まで生きられたら、アメリカに6ヵ月間行って、禁止されている薬物、例えばカナビスを吸ったりしてみたいと思っている。そうできれば満足して死ねる。」と言ってたそうだ。
実現したかどうかは不明だ。
大塚製薬の創業地は阿波の大麻町の近く鳴門市、古来の忌部一族の伝統大麻を引き継いだ。
現在の日本の大麻麻薬取締法では栽培も所持も密輸も医薬用の研究も厳罰に処される。
もしも、生きてるうちにこの法律が無くなれば、冥途の土産に喘息はないけど一度だけラリってみても良いかなぁ。












[PR]
by hanaha09 | 2018-02-10 18:12 | 田舎暮らし | Comments(0)