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あるちゅはいま日記

hanaha09.exblog.jp

2011年 03月 21日 ( 1 )

鯰絵(なまずえ)

1855年(安政2年)10月2日、大地震が江戸を襲った。
倒壊家屋14,000戸と推定されています。
当時、地震は大鯰が地下で暴れたときに起こるもので、大鯰が暴れないように鹿島大明神が要石で押さえていると信じられていました。
このときの地震は鹿島大明神が出雲に行って留守にしている神無月(10月)に大鯰が暴れてしまった、といわれていました。
地震で混乱している江戸でははやりの役者、美人浮世絵も売れなくなってしまう。
そこで頭をひねった版画問屋が企画したのが伝説に基づき江戸の世相を風刺した各種の「鯰絵」版画。
人々は続く余震の中でお守り札として家の柱に貼ったりした。
地震で被害を受けた江戸の人々が鹿島大明神に代わって大鯰を大地震の元凶として懲らしめている様子が描かれています。
大鯰に乗った花魁たちがお客が来ない、今年いっぱい食い上げだ、この鯰食っちまえー、と叩きのめしています。
大鯰もそんなにいっぱい乗るとまた揺すぶるぞーなんて言ってます。
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この鯰絵は時間が経つにつれて災害復旧の仕事の増加、景気の回復が期待されて世直しをも引き起こす力を大鯰が持ち合わせるものとして描かれるようにもなります。

人が大鯰をうまくコントロールし、付き合っていかなければならないのは江戸時代、いや、それ以前の昔からの課題のようです。
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by hanaha09 | 2011-03-21 12:53 | 田舎暮らし | Comments(0)