昨晩は皆既に近い部分月蝕の日だった。
月蝕は何回か見た、が、日本全国で観測可能な「ほぼ皆既」の部分月蝕として89年ぶりとなるのだそうだ。
11月19日の部分月蝕は全体の98%にあたる極めて皆既月蝕に近い状態、「食の最大」時には、影の部分が赤銅色、わずかな一部分だけが白く光る満月となる。
この赤色は太陽光が地球の大気中を通過する際に屈折してわずかながらに月を照らす、地球のチリなどで散乱しなかった赤色が月面まで届くためである。
高度が低かったせいだろうか、木の枝にひっかかってよく見えなかった。
が、何とも言えない赤銅色と下部が白く輝く様子がうかがえた。
今は便利なもので六本木ヒルズからのライブ中継も見える、これはくっきり。
そして、次回、全国で食の最大の部分月蝕が観測できるのは65年後の2086年11月21日になるそうだ。
人生の中で唯一の機会に違いなかったが、そう感動することも無かったねぇ。
野口さんの乗った宇宙ステーションが見えた時のほうが、宇宙船の中で窓から地球を覗く野口さんが想像できてよっぽど興奮した。