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あるちゅはいま日記

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ご縁がある五円

今日はポケットに入っていた五円玉を磨きあげてみた、何にも理由も意味もなかった。
ただ、ふと昔々どこかの土産屋で嫁さんの財布を買ったときに、店のおかみさんが「ご縁のある様に...」と五円玉を一つ入れてくれたのを思いだしただけだ。
ご縁がある五円_b0126549_13184911.jpg
車の塗装の修理で買ってあったコンパウンドで粗目、細目、極細目と磨いた。
使い込まれ、あちこち傷のある五円玉なのでなかなか鏡面とまではいかないがぴかぴかになった。
あんまり磨きすぎると硬貨偽造の罪にもなりそうなのでやめた。
五円玉は特に外国人に人気があるのだそうだ。
なぜかというと五円玉には漢字しか書かれていない、アラビア数字”5”がどこにも見当たらない。
特に意味はないそうだ、ただ最初のデザインにアラビア数字が無かった。
デザイン変更は製造設備などの変更がややこしいということでそのままなのだそうだ。
漢字の読めない外国人にはいくらの価値かわからない面白さがある、また五円玉は金ピカで高そう、穴まで開いてる、お土産に持ち帰るのだ。
その硬貨にあけられた穴、昔からあった1円玉と5円玉には穴が無かった。
視覚障害者には区別が煩わしかったため昭和24年に穴あきにデザイン変更、おまけに穴の分だけ材料費が節減できた、穴の周りに加工を付け加え偽造防止効果も加わった。
表側にある穴の周りにあるギザギザ模様は工業を代表する歯車、水田のような土地から実った米が深く垂れる稲穂は農業、裏側には植物の芽が二つ、木が二つで林業。
戦後間もない、日本の復興を願う硬貨のデザイン関係者の思いが込められているようだ。
五円玉は五円、しかし百万円は軽く超す五円玉がある。
五円玉の素材は黄色みがかった真鍮、だが昭和26年に見本貨幣として製造されたのがアルミ製の五円玉。
全世界で現存するのは数枚と言われているそうだ、もちろん百万円はコレクターがいてくれての話だ。
ぴかぴかの五円玉、ご縁のあるように財布の閉まっておくのがよかろうか?
それともお正月のお賽銭として神様に捧げ来年1年の健康を願おうか?





by hanaha09 | 2019-12-10 14:07 | 田舎暮らし | Comments(0)
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