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あるちゅはいま日記

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リス料理

いつか見たアメリカの映画のなかの話。
森の中に住む一家の姉と弟、姉は木の上のリスを見つけると空気銃で撃ち落とす。
そして、小さな弟にリスの解体を教えてやる。
アメリカでは長い間リスを食料としてとらえて来た。
リス料理の歴史は古い。
アメリカの大開拓時代、リスは見渡す限り平原でしかない西部を行く開拓者の命を繋ぐ貴重なたんぱく質源だった。
やがて産業革命で街には労働者があふれた。
ほとんどが貧しく、郊外に息抜きに出かけることもままならなかった。
そこで、為政者の発案で街の中の公園にリスを放った。
多くの市民たちはその愛らしい姿に心を和ませた。
たちまち全国的に広がり、公園はその繁殖力でリスだらけ、リスもやりたい放題。
そして20世紀に入り襲ってきた世界大恐慌、街には失業者があふれ、日々の食糧にも困窮した。
そこで市民たちが思い出したのが公園のリス達、無料のサバイバル食としてまたまた全国に広がっていった。
アメリカ人の命を繋いで来たリス達は自然と家庭料理として定着していった。
リスの食べ物は木の実が主体、ほのかに甘くておいしいのだそうだ。
パイに包み込んで食べるのが主流なのだそうだ。
こんなかわゆいリスが窓辺に寄ってきた。
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こんなかわゆいのを銃で撃って、皮をはいで、フライパンで炒め、食ってしまうとは....
アメリカ人に生まれなくてよかった。
リスは秋に食料の木の実を集めて土の中やら枝の間に隠しておく。
何百個という木の実の隠し場所を全部覚えているそうだ。
しかし、時たま忘れることもあるし、充分に食料が足りればそのままになる。
その木の実は春になって芽をだし、葉を出し、大きく成長して森となる。
自然の創造主の一人でもある。





by hanaha09 | 2019-03-07 11:44 | 田舎暮らし | Comments(0)
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