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あるちゅはいま日記

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やっと見つけた不動明王

嬬恋村から144号線を長野原方面へ向けて進むとすぐに左の道端に見える滝。
吾妻郡随一の瀧と言われる「瀬戸の瀧」。
芦生田村から見ると家の裏の土地、背戸(せど)にあるから瀬戸の滝となった。
石津のあたりから流れて来る滝ノ沢川が吾妻川に流れ込む滝だ。
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今井発電所の上流側で東京電力が水利権を持つらしい。
発電量がピークを迎えると枯滝となる。
今日はどうも水量が少ないようだが、滝のしぶきで虹が見える。
やっと見つけた不動明王_b0126549_15500203.jpg
嬬恋村の歴史は信州海野からやってきて、修験道を基に開拓を進めてきた下屋将監幸房から始まったと言っても良い。
修験道者のメッカであった。
「瀬戸の瀧」も修験道者の修行の場となっていたに違いない。
この滝の上の方にはその印の不動明王が祠に納められている、と聞いた。
だがだが、この不動明王、何度か写真に撮って引き伸ばして探したがわからなかった。
このたび、ひょっとしたことからこの不道明王のありかが看板に示されていることが分かった。
早速出掛けたのだ。
やっと見つけた不動明王_b0126549_16055347.jpg
左下の図を見て探すが、よくわからん。
その内、滝の前の花壇の整備をしてるおじさんが来て、「もうちょっと 向こうの 枯れ木の上 だんべ」、と。
あった、あった、滝とは結構離れてる、滝の写真を撮ってさがしてもわからないはずだ。

やっと見つけた不動明王_b0126549_11342346.jpg
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この不動明王、憤怒の形相、右手に剣、左手に羂索(鳥獣を捕まえる罠?)、燃え盛る火の光背を持つ。
高さが117cm、像は68cm、側面のかきつけから嘉永元年(1841年)11月に今井に住む武右エ門と利左エ門が世話人として建立されたものらしい。
178年前の作ということになる。
この間、不動明王は、この修行場で悪をくじき、善を勧め、修行道者を守護してきた、大日如来の化身だった。
これで一安心...




by hanaha09 | 2019-02-21 16:41 | 田舎暮らし | Comments(0)
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