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あるちゅはいま日記

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フランス人と車

フランスでは年中ストライキ、バスは止まる、電車は止まる。
移動手段は車だけ、フランスは車社会なのだ。
共稼ぎがほとんど、よって車が要るが金はない。
お金があったら長期のバカンス遊びに使ってしまう。
パリでは路上に縦列駐車、場所がないので前の車、後ろの車を自分の車のバンパーで押して駐車できる隙間を自分で作る。
出る時も一緒、よって駐車中にハンドブレーキはかけない、かけてると動かない車は思い切り押されてボコボコ。
車上荒らしは頻繁、カーラジオなどの盗まれそうな装備は取り外して家に持って帰る。
中古車の購入率はおよそ80%、新車を買うのはよっぽどの金持ちか、よっぽどの車好き。
よって、ぼろぼろの車にのってるのが当たり前のフランス人。
ガラスが壊れてもビニールを張り付けるだけ、バンパーが外れてもまた括り付けるだけ、故障も全部自分で直す。
ターボも発電機も彼らは必要としない、まだまだマニュアルがお好き。
フランスのガソリン価格は結構高い。
「車は自分の移動の道具」、彼らにとって良い車とはただただガソリンを食わない小さなシンプルな車と言うことになる。
40年前に出かけたパリの街ではこんな車に乗せてもらったことがある、シトロエンの2シュボー(2頭立ての馬)。
フランス人と車_b0126549_17143007.jpg
映画にはたしか本体部分がバラバラになってシャーシーだけになって走ってるシーンがあった、確か「地下鉄のザジ」だったかな?
日本人の様にステータスとしての車はではない、高い車が良い車ではない。
毎日ピカピカに磨いて庭先に飾っておくものでも無い。
フランスの車屋と日本の車屋が一緒にやっていけるわけがない。
フランス人と車_b0126549_17270842.jpg



by hanaha09 | 2018-11-22 17:42 | 田舎暮らし | Comments(0)
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