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あるちゅはいま日記

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対馬海流の功罪

佐渡から帰ってきた、寒い。
佐渡の昼間の気温は29℃まで上がってた。
ホテルのクーラーをつけても寝汗が出た。
帰ってくると雨が降ってて16℃だった。
道端にみられる草木も少し様子が違う、椿の木があった。
やはり、気候は暖かいに違いない。
それは何か?
対馬海流だ。
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黒潮の一部が対馬海峡から日本海に入り、日本列島の沿岸を北に向かって流れていくのだ。
一部は間宮海峡をこえて、さらに北に向かい、シベリア大陸の沿岸に達する。
ここで冷やされた海流が、やがてリマン海流として日本海を南に向かって流れて来る。
海流の厚さは200mくらい、速さは毎秒50cm。
本土の新潟県より平均気温で1~2℃ほど高い。
みかんやお茶の木も育つ。
冬にはシベリアからやってくる寒気にこの暖かい対馬海流の水蒸気が伴い大雪となる。
夏は日照時間が長く、冬の積雪に起因する豊かな水資源で豊かな稲作文化が育った。
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暖流に乗ってやってくるカツオ、イカなど、シベリアから折り返してやってくる寒流に乗ってくるのはブリ...魚は豊富だ。
鎌倉時代に島流しになってやってきた順徳天皇、日蓮上人、本阿弥などの人たち、都の文化をこの地に伝えた。
江戸時代には、金鉱山が与えてくれた富、北前船積んできたのは商品だけではなかった、流行りの江戸文化も伝えてきた。
そして今、対馬海流に乗ってやってくるのはこれ。
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日本語もあるがハングルが半分、も一つ見つけたのはなんとベトナム語。
リマン海流、対馬海流に乗ってはるばるやってきたに違いない。







by hanaha09 | 2018-06-21 19:14 | 田舎暮らし | Comments(0)
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