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あるちゅはいま日記

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ピピ島の大津波

2004年2月26日(13年前の今日の話だ)、スマトラ島沖で最大級の大地震が起こった。
マグニチュード9.1、東北太平洋沖地震の1.4倍の規模だった。
海底4,000mで発生した津波はアンダマン海を比較的ゆっくりとした速度で北上した。
地震のおよそ2時間半後にタイ王国の南の楽園、プーケットのピピ島を襲った。
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ピピ島はこんな恰好、船着き場の辺のくびれたところを6-7mと言われる津波が通り過ぎていった。
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埠頭のすぐ前にあるホテルがどこもかしこも破壊された。
島の繁華街にあったレストランやクラブ、おみやげ店など、一切が壊滅的に破壊された。
この島で発見されたご遺体の多くが外国人であり、日本人も多く含まれていた。
2007年12月このピピ島を訪ねた、津波の跡も何も感じさせない普通の観光地だった。
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現地のガイドさんの話では、このあたりでは今もなお2,000人もの犠牲者の方が行方不明なのだそうだ。
そして、夕方の伊勢海老バーベキューにお誘いを受けた、さすが参加はためらわれ丁寧にお断りをした。
今年で13年目、各地では慰霊祭が開かれているそうだ。
「津波は地震の揺れにより、何度も波状的に襲い掛かる。
後の津波ほどエネルギーが大きくなる。
津波が上陸する際の速度は100mの陸上選手が駆け抜けるほどである、逃げても逃げても追いつかれる。
高台につながる道はたいていは岸に並行していることが多い、逃げるのには時間がかかる。
通常1m高の津波では家は半壊、2mあれば木造家屋は簡単に破壊される。
引き波により陸上の建物、家財、人すべてをさらって行く。」
実際に現場を見た防災専門家の言葉にも情報をいち早く知り、理解し、一早く逃げることが強調されている。
今一度思い起こすことが必要だ。









by hanaha09 | 2017-12-26 10:25 | 田舎暮らし | Comments(0)
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