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あるちゅはいま日記

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ツタウルシ

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ツタウルシは葉の様子がちっともウルシらしくない。
漆が採れるわけでもない。
何の利用価値もない嫌われ者。
しかし、この時期には実に美しい姿となって山の人を楽しませてくれるのである。
まるで真っ赤な紅葉の樹木、と思うのだが一種の寄生樹だ。
ツタウルシは「気根」でもって太い樹木などの幹にしがみつきながら上へ上へと成長をしていく。
ツタウルシ_b0126549_2145528.jpg
嫌われ者の正体は強力なかぶれ成分を持つ所以にある。
漆成分のウルシオールに付け加えてラッコールという成分も含む。
このツタウルシの成分は揮発性があるそうで葉や茎に触らなくてもそばを通るだけでじんわりやられることがある。
顔などが腫れ上がると眼もあかなくなってしまう、10日ほどは苦しむこととなる。
そして、肝腎なことはこのかぶれ成分は水に溶解しないことだ。
間違って手などに樹液がついた時には水で流しながらこすり落とさないと完全に落ちない。
そんな適当に洗った手のままでオシッコに行くとこれが大変なことになる。
一人で苦しむこととなる。
ご注意あれ。
by hanaha09 | 2017-10-11 22:45 | 田舎暮らし | Comments(0)
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