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あるちゅはいま日記

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夏が終わった?

久しぶりの太陽が出てきた。
夏が終わった?_b0126549_10105316.jpg
ハルニレの木はもう黄葉。
広葉樹は用の済んだ葉を落としてしまう。
その前に葉に供給する水、栄養を断ってしまう。
葉にあり栄養製造工場でもある葉緑素がその使命を終え消えていくと緑の色素が無くなっていくのだ。
葉にもともとあったカロチノイドの黄色い色素が見えて来る、これが黄葉だ。
なぜ、広葉樹は葉を落としてしまうのか?
葉緑素を維持するには栄養が必要、葉緑素が作り出す栄養の量が維持に必要とする栄養をしたまわれば、葉緑素を維持する必要はないのだ。
そのまま放っておくと木が退化していくだけだ。
維持費ばかりかかる古い効率の悪い製造機械は捨て去るわけである。
そして、葉緑素が栄養を合成する際に生じる老廃物を葉と共に木から落としてしまうのだ。
おまけに冬に入ると太陽の高度は低く、栄養合成のエネルギーが不足する、ますます製造効率の悪い季節となる。
冬場の低い気温は水分を吸い上げる根の活動も弱める、冬は葉が無い方が良い。
広葉樹の葉は一般的に薄く出来ている、いわば夏場だけの使用に耐える安上がりの生産設備ともいえるのである。
なんとも合理的で、経済の原則にのっとった樹木のふるまいだ。
by hanaha09 | 2017-08-22 10:09 | 田舎暮らし | Comments(0)
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