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あるちゅはいま日記

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ムール貝

今日は朝からどんより、昼には雨が降ってきた。
テレビのニュースはフランスの爆弾騒ぎばかり。
天気も陰気くさく、話も暗いものばかり。
犯人はベルギーからやってきたようだ。
フランスからベルギーにかけての海岸線はムール貝の本場。
鍋いっぱいのムール貝をワイン蒸しにして食べる。
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ビールにもワインにもシードルにもよく合う。
四国の鳴門海峡にやってくると、イガイ(にたり貝)となる。
ムール貝_b0126549_21292038.jpg

殻を取って湯がいて酢味噌和えとなる。
これにはオヒレハヒレのついたいわくがある。
平安時代の飛びぬけた女流作家、歌人、随筆「枕草子」で有名な清少納言。
紫式部とはライバル関係、彼女の酷評に加え、女の才はかえって不幸を招くというのが中世的な発想。
晩年は「鬼形之法師」と形容される出家の姿に変えた。
兄の清原致信が源頼親に討たれた際、巻き添えにされそうになり、自ら股間を丸出しにして女性であることを証明、窮地を脱したという話も語り継がれている。
そして、鳴門へ都落ちしてきた清少納言は地元の漁師にはずかしめを受け、それを苦にして、海へ身を投じたといわれている。
その際のアソコが鳴門海峡の底で潮に揉まれてイガイ(にたり貝)になったというまことしとやかな伝説だ。
それにしても自然の造形にはすごいものがある。
ニタリニタリの似たり貝だ。
by hanaha09 | 2015-11-18 21:35 | 田舎暮らし | Comments(0)
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