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あるちゅはいま日記

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重陽の節句

バンコクに居たころプミポン国王の誕生日のお祝いに出かけた。
道いっぱいの群集の後から王様の乗った車の写真を撮ろうとしたら、周りの人達からいっせいに非難を浴びた。
それくらいの敬愛を受けるタイ国王の本来の名前はラーマ9世。
タイ王国民のラッキーナンバーは何があっても「9」だ。
日本では古来より、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まり。
中でも一番大きな陽数「9」が重なる9月9日を、陽が重なると書いて「重陽の節句」と定めた、江戸時代の話だ。
昔は5つあった節句の最後を飾るということで、盛大に不老長寿や繁栄を願う行事が行われていた。
また、この重陽の節句は菊の節句とも呼ばれる。
菊は古来から薬草として用いられ、延寿の力があるとされている。
中国には菊の花から滴る露を飲み、700歳あまりまで生きたといわれる「菊滋童(きくじどう)」伝説がある。
この滴りこそが、「菊水」、長寿の効ある菊の酒である。
土佐の安芸にも「菊水酒造」がある、いろんな話もある。
「おくんち(9月9日の重陽の節句)に茄子を食べると中風にならない」のだそうだ。
今夜は焼きナスに、日本酒に菊の花でも浮かせて優雅にすごそう。
このあたり、浅間高原には菊の花は咲いていない、せいぜいこの「野紺菊」だ。
重陽の節句_b0126549_11401743.jpg

by hanaha09 | 2015-09-09 11:48 | 田舎暮らし | Comments(0)
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