7月に入ってピンク色の花が咲き始めた。
まずは「シモツケソウ」、漢字では「下野草」と書く。
下野の国、栃木県でたくさん見られたからこの名がついた。
しかし、栃木県の花はこれではない、「ヤシオツツジ」だそうだ。
次は「イブキジャコウソウ」、伊吹山に多く分布し植物全体に麝香のような芳香があることに由来するのだそうだ。
麝香といえば、あそこに塗って感度をよくする大江戸時代の媚薬だった。
葉を1枚取って嗅ぐと凄い臭いだ、人のワキのからも麝香臭を有する物質が見つかっているのだそうだ。
そして、「タカネナデシコ」、カワラナデシコの高山型、上信越高原国立公園では指定植物、他県ではレッドリストに入れられているところもある。
万葉集や「枕草子」にも登場し、古くは貴族に愛された花。
今はなでしこジャパンがカナダで活躍中。
最後は「ノコギリソウ」、これは園芸種。
これは野菜、「ジャガイモ」の花。