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あるちゅはいま日記

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つららの科学

氷柱(つらら)が大きく成長した。
つららの科学_b0126549_155992.jpg
子供から質問を受けた。
屋根で融けた雪が水となって地上まで落ちていく途中でなぜそれがまた凍るのですか?
これには答えにちょっと困りましたね。
調べてみました。
まず、屋根に積もった雪が融けだすにはいろいろ理由がある。
家の中からの暖房、太陽の陽射し、のほかに...
雪の重みで一番下の雪の層に圧力がかかる。
水の融点が下がる、つまり0℃以下で雪が融け始めるるのだ。
これが過冷却の水のことだ。
屋根の先で滴り落ちると圧力は緩和、また凍ってしまうのである。
これだけでもない、滴り落ちる際に水滴となって表面積が増える。
外気の湿度によって、水分が蒸発、気化熱を奪って水温はますます下がる。
一度融けた水がまた凍る現象がここにできる。
よって、氷柱の成長は気温が低いだけでなく湿度、屋根で融ける水の量、その流れ等々様々な条件で異なってくる。
気温が低く、湿度が低く、滴り落ちる水の量が少ないほど細長く成長するのが一般的だそうだ。

昨夜の雨で氷柱は大音響とともに崩れ去った。
by hanaha09 | 2014-12-21 16:17 | 田舎暮らし | Comments(0)
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