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あるちゅはいま日記

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カラマツ樹高の再測定

2年ほど前の夏の終わりに庭の奥のカラマツの樹高を測定したことがある。
江戸時代は1627年に吉田光由によって編纂された「塵劫記」にある手法を参考にした。
カラマツ樹高の再測定_b0126549_16371617.jpg
これをちょっと工夫して三角定規と半紙で測定をしてみた。
それから2年もたつと便利なものが出来てた。
樹高が簡単に測定できるアンドロイドアプリがあると言うのでタブレットに取り込んだ。
カラマツ樹高の再測定_b0126549_18264899.jpg
まず測定物の足元をねらってボタンを押すとタブレットの傾きセンサーが角度を測定する。
そうすると足元までの距離が計算できる。
今度は測定物のてっぺんをねらってボタンを押すとタブレットとてっぺんまでの角度が得られる。
先ほど計算した水平距離から三角法でタブレットの高さからの測定物の高さが計算できる。
これにタブレットまでの高さ(このアプリでは1.5mに入力済)を足せば全体の高さが計算できる。
なーんだ、これはまさに「塵劫記」に吉田光由が記した「たち木の長(ながさ)をつもる事」に記された方法と同じではないか。
前回の「塵劫記」手法による計算値は22.87m。
今回は、
カラマツ樹高の再測定_b0126549_19224893.jpg
22.6m。
樹木は1年に40-50cmほど成長するとのことで多少の誤差はあるが、「塵劫記」法も「タブレット」法も結構優秀だ。
それにして便利なツールを考える人がいるもんです。
by hanaha09 | 2014-09-12 20:36 | 田舎暮らし | Comments(0)
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