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あるちゅはいま日記

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江戸の商売

このところの円安で、ガソリンが高騰、これでは家にじっとしてるか、歩け歩けだ。
100円ショップも大変らしい、120円ショップでないとやってはいけないとか。
この100円ショップ、今や世界で大流行、28か国に進出を果たしているそうだ。
タイ王国にもあちこちにあった、100円ではなく確か60バーツ(当時で200円ほど)均一価格。
しゃもじとか割り箸を買うのに便利だった。
100円ショップの日本での元祖は江戸時代にあったらしい。
享保八、九年(1723、1724年)にできたという十九文均一店である。
十九文均一店では木櫛、三つ櫛、離し櫛など女性物の小間物類を掛け値なしの現金販売、その他に小刀、はさみ、糸類、将棋の駒、三味線道具、鼻紙入れ、緒締(おじめ)、盃、塗り物、煙管、剃刀、人形、墨、筆など日用品から趣味のものまで様々、ただちに江戸中に広まった。
二八蕎麦が16文、ちょうど蕎麦一杯分の均一価格だ。
いろんな商品の安値安定供給の裏には武士の内職が貢献していたのかもわからない。
同じ時代に松阪の商人、三井高利が江戸日本橋に「三井越後屋呉服店」を開業。
狭い店であったが、店頭にたくさんの商品を並べて現金販売を原則とし、大衆相手の多売薄利の革命的な商売をはじめた。
従来の商法は各家庭に持ち込まれた見本の中から商品を選び、後から商品が届けられるというシステムだった。
店頭に足を運ぶ必要があるが、店には多くの品物が並び、しかも値段は安いとあって江戸中に大人気となった。
江戸の商売_b0126549_1192149.jpg
現代に続く三越百貨店だ。
大江戸時代の商人もすごいものだ。
by hanaha09 | 2013-02-27 11:17 | 田舎暮らし | Comments(0)
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