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あるちゅはいま日記

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炭焼き

久しぶりに炭焼き。
炭焼き道具はせんべいの空き缶一つ。
生木に乾燥松ぽっくりに蓮の実に栗のいがに栃の実に...何もかもごちゃまぜ、いっぱいに詰め込みすぎた。
栃の実は焼成途中に次から次へと爆発した、粉々。
蓮の実は焼きすぎてばらばら。
なぜか松ぽっくりは炭になっていなかった。
炭焼き_b0126549_20264857.jpg
炭は炭焼き職人の芸術品と呼ばれている。
炭の焼成には決まりはなく、材料の詰め方、焼成の温度...職人の勘たよりなのである。
焼成は酸素を絶った環境で熱すると材料の炭水化物、セルロース(C6H10O5)が熱分解し、残るのは炭素(C)成分となる。
これは吸熱反応なので熱カロリーの加え方で熱分解反応が変わってくる。
温度が高いほど、焼成時間が長いほど炭素(C)の純度は高くなる、がセルロースの構造が崩れ去ると炭の形がなくなる。
技が求められる所以である。
昭和初期に1800トンもの炭が生産されていたこのあたり、嬬恋村は優れた木炭の主要産地であったのだ。
by hanaha09 | 2012-09-16 21:45 | 田舎暮らし | Comments(0)
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