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あるちゅはいま日記

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トリカブトとマルハナバチ

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トリカブトの毒の主成分はアコニチンと呼ばれるアルカロイド系の神経毒。
神経伝達物質(シナプス)を阻害する性質を持っている。
アコニチンのヒト致死量 は3-4mg。
症状は、舌のしびれ、嘔吐、酩酊、そしてごく短時間に心停止にいたる。
致命的といわれるトリカブトの量は根で親指大かその半分程度で十分。
根の部分に最も多く含まれるが花にも葉にも茎にも花蜜にも。
こんな猛毒のトリカブトの花に頭から突っ込んで蜜を吸うマルハナバチ。
トリカブトとマルハナバチ_b0126549_21352915.jpg
当然虫にも神経はあるのだが、人や動物のそれとは違う物質を使って神経の伝達を行っているのだ。
つまりトリカブトの毒は虫には効果がない。
なかにはトリカブトを専門に食べる芋虫も居るそうだ。
現在の医療ではヒトのトリカブト中毒に対処するための有効な治療手段はありません。
くれぐれもお気を付けくださいませ。
by hanaha09 | 2012-08-30 22:53 | 田舎暮らし | Comments(0)
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