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あるちゅはいま日記

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トリカブトの花

お待たせのトリカブトの花が咲きました。
トリカブトの花_b0126549_20374100.jpg
山の達人の話ですが、街からやってきた人たちにここにトリカブト、と説明したところ...
次の日の朝には株がすっかりなくなっていたそうです。
一体なんのため???
このトリカブトは推理小説、連続殺人ドラマ、また実際のニュースで有名な毒草なのだ。
古代ギリシアの博物学者テオフラストスは、このトリカブトについて、「根は形と色がクルマエビのようで、その中に人命を奪う力がある。数ヶ月、半年、一年、あるいはそれ以上でも、定められた期間内に生命を奪うよう調整できる」と書き残している。
この毒の正体は「アコニチン」と呼ばれるアルカロイド物質。
致死量が体重1キログラムあたり0.3グラムという、きわめつけの猛毒。
この草1本の根で50人もの人を殺せる勘定。
この「アコニチン」に解毒剤は存在しない。
一度致死量を口にしてしまえば、助ける術はないのだ。

その花の形からの連想で「モンクス・フード(修道士のフード)」「ヘルメット・フラワー(兜花)」と呼ばれる。
見てると高貴な雰囲気が伝わってきます注目の的の山野草です。
by hanaha09 | 2012-07-20 21:02 | 田舎暮らし | Comments(0)
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