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あるちゅはいま日記

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Orquesta de la Juventud Venezolana Simón Bolívar

普段オーケストラの奏でるクラッシク音楽なんてものは聞いたことがない。
格式張って退屈だ。
「演奏者&観客&指揮者のりのりなMambo! 」と題するビデオをよつべで見つけた。
オーケストラもまた楽しいものだ、と考え直しましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=M4P5FpZIDPU&feature=related
ちょっと古い2007年の新年イブに開かれた南米ベネズエラはカラカスでの演奏会風景だ。
曲目はBERNSTAINのMAMBOだ(易しい曲目でも無いそうだ)。
まず、観客がすごい、老若男女、子供までいる、総立ちだ。
ネクタイしてる人なんていない、女の人にはノースリーブにジーパンも。
若い演奏者たちは演奏しながら立っては踊り、楽器を振り回し、となりの人となんか喋ってるのもいる。
Orquesta de la Juventud Venezolana Simón Bolívar_b0126549_2018013.jpg
指揮者は飛び上がったり...えくぼの可愛いニコニコ顔。
Orquesta de la Juventud Venezolana Simón Bolívar_b0126549_20185083.jpg
そのうち、最上階の子供たちが紙吹雪を撒き散らす、ピアノの上はゴミだらけ。

この楽団の名前はシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ。
ベネズエラ各地200箇所で運営されるエルシステマと呼ばれる活動で構成されている青少年オーケストラからの選抜チームだ。
貧困層の子供たちが中心、元ストリートチルドレンで麻薬の密売や強盗を経験し­た者もいるそうだ。
エルシステマ活動とは放課後の子供たちを集めて犯罪組織から守る役割を果たそうとしているのだ。
そして指揮者はGustavo Dudamel、ベルリンフィルで指揮、ロスアンジェルスフィルの音楽監督だ。
同じエルシステマで育ち、グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールに優勝し、一躍脚光を浴びる存在となった。
彼は言う、「今は世界でも有数のオーケストラを指揮することができるようになった。ベネズエラで学んだことを彼らに伝え、また彼らから学んだことをベネズエラの子供たちに伝えたい。なぜなら子供たちは太陽だ、無限のエネルギーを持っている...」。
そしてこうも言う、「ベネズエラで成し得たことは世界各地の困難な問題にも同じように立ち向かうことができるはずだ」。

生き生きと演奏するユースオーケストラの面々からは最近話題になっている日本の陰湿な「いじめ」なんてさらさら伺い得ません。
by hanaha09 | 2012-07-16 23:02 | 田舎暮らし | Comments(0)
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