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あるちゅはいま日記

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熊棚

昨年からコナラの木の異変には気が付いていた。
ちょうど家の裏から浅間溶岩に向けてのけものみちへでたところ。
木のてっぺんの枝がボキボキ折れている。
木の上に留まっているものから、下まで落下したものまで。
台風の影響による風で枝が折れてしまった?
それとも木が病気にかかってしまった?
熊棚_b0126549_16101833.jpg
先般、山の達人に聞いてみました。
それは一度木の幹をチェックしたほうが良い、とのお話。
で、本日は幹をそろっとのぞいてみました。
熊棚_b0126549_1612565.jpg
これはまさしく爪跡。
手のひらをいっぱいに広げたほどの大きさで五つ。
熊が木を登るときに引っ掻いた跡。
不思議と思ってた現象、これは正真正銘の「熊棚」だったのだ。
木に登って枝を折りながらドングリの実を食べた跡。
折った枝は熊のお尻に敷いていくそうだ、これが棚みたいになる。
家の窓からこのコナラの木のてっぺんは見てとれる。

仙台、広島、札幌。
百万都市にクマがいる国は日本だけだ。
世界に冠たる日本の自然環境を誇るならクマと共存するべきだ。
「クマは世界に誇る日本の宝」だと、われわれ日本人だけが、その事に気がついていないのではないだろうか。
クマ(森)との共生という思想は、縄文以来の日本古来の伝統文化、そのものではなかったか。

と、日本ツキノワグマ研究所の所長さん。
怖いもの見たさで一度はお目にかかりたく思うのは冗談でもないホントのところ。
by hanaha09 | 2012-02-10 16:31 | 田舎暮らし | Comments(0)
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