1994年、メルシャン創立40年を記念して開設されたメルシャン軽井沢美術館。
蔦のベールに包まれたウイスキー蒸留所独特の佇まいと永い年月をかけて育まれた白樺やカラマツなどの木々を継承しつつ、「1つの村=ヴィラージュ」をコンセプトに再編成された空間だそうです。
生活費に余裕ができたなら...
ウイスキー樽貯蔵庫を改装した美術館を散策し、その横のウイスキー蒸留所の見学、そして蒸留所限定ボトルの試飲、その後には薪の石窯で焼かれたきのこピッツアを赤ワインとともに浅間山を望むテラスで食べたいな。
と、思っていましたが残念ながらついにそのときは来ず、この11月6日には閉館だそうです。
本日はまだ開館時間前でしたが散策だけ許されました。
1956年大黒葡萄酒軽井沢工場創業の際に稼動を始めたという初代ポットスティル。
樽には懐かしいオーシャンウイスキーの名前が。
キリンビールに統合後、なにかと合理化が。
2004年にインターナショナルスピリッツ金賞をとった「軽井沢シングルモルト17年」等々をはぐくんだモルトマスターたちが他の醸造所に移籍。
本日の蒸留所見学の案内にはウイスキー製造はすでに終了、限定ウイスキーの試飲も中止と掲げられていました。
世の中には常にある話ですが寂しい限りです。
庭の樽くまさんも何か怒っているように見えてしまいました。