FUKUSHIMAの事故を引き金に浜岡原発の一時停止が決まったようです。
賛否両論、喧々諤々でありますが...
FUKUSHIMAは想定外の津波災害といわれていますが、素人目にもいまの原発は地震に対してはちょっと弱々しい感じ。
日本のエネルギー基本計画も白紙撤回、議論のやり直し。
期待できる代替の発電はということで地熱発電所がテレビで取り上げられていました。
アイスランドでは発電量の25%が地熱利用、それも日本製の発電システムが採用されているそうです。
火山大国、日本ではなぜ究極のエコ発電が普及しない?
実はこの嬬恋村にも地熱発電計画があったんですね。
時は2008年、嬬恋村で地熱発電建設計画が持ち上がった。
本白根山南麓石津地区、例の石津硫黄鉱山跡のちょっと上でボーリングをはじめるというものであった。
この方向かな?
ちょうど草津温泉の源泉からおよそ3.5km。
草津温泉の女将さんたちが猛反対。
”源頼朝が発見した日本一の温泉、草津が枯渇したらどうするの、調査も試掘も絶対はんたーい!!”
実はこの嬬恋村の計画は3度目、そのたびに草津町の反対を受けてきた。
どうもこっそりとやろうとしたのではと憤る草津町。
嬬恋村はキャベツ王国を目指した国営農地整備事業負担で財政破綻寸前。
貧乏財政の中で補助金と税収を狙った起死回生の一手だったに違いない。
女将さんパワーの前にはあえなくNEDOの調査地点からも完全に抹消されてしまった。
岩手県の八幡平、松川温泉からは地熱発電所の冷却塔が垣間見られます。
嬬恋村の計画がうまく進んでいれば2012年にはこんな風景が見られたかもわかりません。