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あるちゅはいま日記

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縄文の家

嬬恋村三原から草津方面へ少し行ったところの今井地区。
「百姓の打つ10割手打ち蕎麦 笹見平」なんて看板が出てまして...
冬場は休業だと思うんですが、ひょっとしたらずっとお店が開かないような感じもしてきます。
ここに、突如縄文集落が出現します。
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浅間山の噴火観測用の櫓まであった?
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この地区で発見された縄文遺跡にちなんでボランティアによって作られた観光用だそうです。
体験宿泊が出来るそうです、ただし蚊取り線香の持参が必要とか。
皆さん、竪穴式住居でBBQパーティを楽しむことが出来ます。
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さてさて山の中で縄文の人たちいったい何を食べてたのでしょうか?
こんな具合だったようです。
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遺跡から一番多く発掘されるのはまずイノシシにシカの骨、皮は衣服に、角や牙は釣り針や銛に。
そして、愛しい女性のためには見事なアクセサリーを作りあげた。
肉は蒸し焼き、煮込み、そして燻製、塩漬け...
定住地にはすでに畑も作られ粟、ひえ、サトイモ、エゴマ、蕎麦に稲まで作られていたそうだ。
湯がいたり、焼いたり、粉にして団子に。
緑豆も出てきたそうでひょっとしたら縄文もやしを食べてたかもわかりません。
エゴマは種から油をとって明かりをともしたとも。
山に入れば栗にくるみにどんぐり、さるなし等々、ニワトコの実で酒まで造っていた。
毎日がなんともぜいたくで楽しそうなBBQの様子です。

しかし、今日のような春の雪が降る日は寒かろう、と思ってしまうんですが...
4,000年ほど前の縄文時代は年間平均気温が2-3℃ほど高かったようだ。
2-3℃とは東京が沖縄くらいの気候になってしまうことになるそうだ。
なるほどとうなづけます。
そして、地球全体が暖かかったので海面の高さは今から4-5mは高かったと想像されます。

津波の被災地の方々にはぜひ縄文遺跡のある場所を探してみてください...1万年も続いた縄文人の知恵ですから。
by hanaha09 | 2011-04-25 14:08 | 田舎暮らし | Comments(0)
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