吾妻川水系発電所、嬬恋村を過ぎて長野原町に入ります。
1925年(大正14年)11月の稼動開始となっています。
使用水量14.47m3/s、落差98.52m、最大発電量12,000kw。
先般訪れた熊川第一、第二発電所とともに群馬県近代化遺産に指定されています。
建設当初から屋内にエレベーターが設置されていたそうです。
発電所建物に新たに建屋が増設されたようでちょっと趣がうかがえません、残念です。
当時国鉄吾妻線は未開通、軽井沢から嬬恋村まで開通していた草軽電鉄が資材輸送に利用されたものと思います。
あとは嬬恋村の馬引きたちがここまでの資材輸送をになったものと想像されます。
この発電所には排水口がありません。
東京電力吾妻水系発電所群(前橋で利根川に合流するまで)は専用の配水管でつないで水の順繰り使用を図っています。
どうもこの水がないと計画されている八ッ場ダムに水が貯まらないみたい。
利権がからみあって現代の水争いの模様、またまた検証しなければならないことが増えました。