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あるちゅはいま日記

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冬住の里

JR吾妻線草津長野原口から渋峠に向かう国道292号線を白砂川に沿って北上します。
元六合村、今は中之条町字小雨に「冬住の里」があります。
大正時代以前には冬場の草津温泉への道は閉ざされていた。
温泉は訪れる人も無く閉ざされ、草津温泉の旅館の経営者はこの字小雨まで降りてきては冬場を過ごした、それで「冬住み」。
草津温泉の標高はおよそ1200m、小雨地区はおよそ700m。
日当りの良いこの地区が避寒地として選ばれたようだ。
小雨の名主であった市川家の住まいがそのまま「冬住の里」資料館になってます。
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どうも草津と同じ旅館つくり、道路の向かい側にも立派な3階建て。
冬住の里_b0126549_13495968.jpg

冬場はここで湯治客の生活用品とかみやげ物の準備をしていたそうです。
なんとも優雅な生活だったことでしょう。
当時からの草津温泉のにぎわいが想像できます。

近くの龍澤寺、樹齢850年といわれる「妙全杉」のたもとにも冬住みの猿が。
冬住の里_b0126549_13162381.jpg

道の真ん中で止まった軽トラの見回りおじいさん。
「今朝は川の下のほうから50頭位来たみたい。畑で悪さするからね、困るんだよ。こんな花火で追い払うんだけどこれにも許可が要る。たいへんたいへん。」
反対側から対向する乗用車が来て待ってるんですが話を止めようとしません。
山の中の冬住みは時間を気にすることはなさそうです。
by hanaha09 | 2011-01-23 14:32 | 田舎暮らし | Comments(0)
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