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あるちゅはいま日記

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千曲川と浅間山

「阿弥陀堂たより」の作者南木先生。
お勤めされているという佐久総合病院へ行ってまりました。
おくさま、興味深深。
確かに内科7番で外来診察担当の名前が出ておりました。
私は内科3番で受診待ち。
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病院の裏手は浅間山が望める千曲川。
死亡診断書を300枚も書いていたという作者、がんばりすぎて落ち込んではここで釣りをしてたみたい。
そんな時、奥様に誘われて登ったのが遠くに展望できる浅間山。
作者にとって育った嬬恋村の山は薪を集めたりする働く場であった。
50歳を過ぎて登った山は、ただおなかがすき、おにぎりを食べる。
人間って単純なものだと感じられたそうです。
そして、「人間はいつも余計なことばかり考えています。
山に入り、五感からいろんな入力があると、そういう余計なことが抑制されてゆきます。
邪気が払われるという感じです。
その気持ちよさがたまらなくて、また山に行きたくなるのです。
わたしには、高い山に行こうとか、どこかをめざして、という信念はありません。」
と浅間山には10回以上も登られたと述べられています。

そうですね、山へ分け入ると坂がきつかったり、空気が薄く感じたり、のどが渇いたり...
いろんなことを考えてる隙間なんてなくなってくるんですよね。
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# by hanaha09 | 2011-05-27 10:48 | 田舎暮らし | Comments(0)

やまうどが出た

今朝は早起き、ぐるっとめぐると雨後のたけのこのように出てました山独活(やまうど)。
これは一番好きな部類の山菜ですね。
香りとほろ苦さがなんともいえない。
葉っぱはてんぷら、湯がいて和え物。
茎はやっぱりてんぷらに、酢味噌でかじるのも良いですね。
茎の皮もきんぴらにすればこれまたおいしい。
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一人で動くと書く「独活(うど)」は風も無いのに勝手に動いているのだそうです?
「うど」は、大きくなると3mぐらいになります。
でも大きくなった木は、何の役にも立ちません。
そしてひとりでに倒れてしまいます。
これを「うどの大木」といって、大きくても役に立たないとの「意味」で使われています。
「うど」は生薬名を和独活(わどっかつ)といい、根を乾燥して使う。
根はアンゲリコールや各種アミノ酸を含み、頭痛、かぜなどに用いられる。
「うど」は栄養的にカルシウム、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラル、少量のタンニン、精油、酵素を含む。
ビタミンB1、B2、C、K、パントテン酸を多く含む。
カリウムをキュウリより多い270mgほど含み、高血圧予防になる。
食物繊維が多く、便秘解消、大腸がん予防に効く。
ヤマウドの粕漬けは食欲を高め、腸内の乳酸菌を増やし、ビタミンB1、Eを強化して、腸内の善玉菌を増やすので老化予防に役立つ。
これを食べてたら百年長生きしそうです、でも天然山独活販売店の宣伝ですので多少は割り引いて考えなければ...
昼はざるそば、やまうどてんぷらつき。
山の豪華メニューであります。

(追記)
お昼のそばはちょっと寒いのでイリコでだしをとった汁そばだった。
やまうどの芽のてんぷら、かりっとほろ苦く美味でございました。おかげさまで血圧も随分下がった感じがしますね。
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# by hanaha09 | 2011-05-26 09:51 | 田舎暮らし | Comments(0)

浅間山冠雪

昨日の浅間山は雲の中で何も見えなかった。
昨夜はちょっと冷え込んでおくさまは薪ストーブを焚いていた。
未明には土砂降りの雨が降っていた。
今朝には雨が上がり、昼前には青空がのぞいてきた。
あっ浅間に雪が...
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5月も終わりというのにねぇ。
記録を見ると2002年5月27日にも山頂がうっすらと冠雪したそうです。

家の前の満開「ズミ」の花。
浅間山雪化粧のような感じですね。
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明日はちょっと朝から忙しいのでブログお休み。
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# by hanaha09 | 2011-05-24 19:42 | 田舎暮らし | Comments(0)

サクラソウ

お隣の別荘地で見つけたおなじみのサクラソウですが...
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日本で見られるサクラソウ科のサクラソウ属は全部で26種類、そのうち19種類が絶滅危惧種とされているそうです。
その姿、形がかわいらしい。
それよりも春が来たーっていうほのぼのとするピンク色です、イタリアでも春の最初の花と呼ばれます。
特に軽井沢町にはあちこちの湿地に自生群落が見られます。
町の花として保護がされているようですが、やはり行過ぎた開発であったり、山の手入れがされなくなったり。
サクラソウの好む湿った日当たりのよい自然がなくなった。
またかわいらしいが故に盗掘されたり...
といっても軽井沢の別荘の庭にも見られない、ということはどうも商売の種にされてるようだ、残念です。
ということでだんだん群落があちこちで見られなくなってきてしまった、と嘆いておられます。

サクラソウの語源にもなった桜。
この辺ではまだまだお花見が出来ます。
山桜です。
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我が国は草も桜を咲かせけり
             小林 一茶
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# by hanaha09 | 2011-05-24 09:04 | 田舎暮らし | Comments(0)

天明の浅間やけ

鎌原観音堂のすぐ横に嬬恋村郷土資料館があります。
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今年は嬬恋郷土資料館講座「もっと知りたい天明3年のはなし」を受講することにしました。
第1回の講義は壊滅鎌原村、吾妻川に押し寄せる泥流、その関東平野への流出。
「浅間山焼昇之記」絵図を調べた講師の先生。
浅間山噴火による天明の大災害についてはその大きさゆえに多くの絵図が残されているんですが...
描かれた噴火の様子や被害の実態、それぞれが異なっており中には事実にそぐわないものもある。
かの江戸時代においても未曾有の災害情報への関心は大きく、さまざまな情報が各地へ伝えられた。
伝播の途中では取捨選択、誇張が加わり省略部分も多く出た。
また作成の意図、情報の収集方法、作者の主観によっても表現が大きく異なったというのが事実。
「浅間山北之方草津温泉より伊香保温泉より杢御関所迄通り泥石等押し出し村々流るゝ図」。
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押し出し後40日間も煙がたったといわれる灼熱の「火石(かせき)」、吾妻川の泥流の流れの中に赤々と描かれています。
びっくり仰天の絵図に事実はともかく、流されてきた溶岩の中には軽石状のものも含まれ浮力で浮かびながら火を噴き出していたとも考証されています、まさに驚愕の災害を現わすにぴったり。
また、ちまたの江戸庶民の間では当時の田沼意次の賄賂政治を批判、風刺し、民衆を省みることなく進めた浅間山と地脈でつながる印旛沼開拓工事が噴火の原因とか、浅間山で行われた大量の良木伐採で浅間の山が怒り狂ったとかのうわさがひそやかにささやかれていた。

なんだか現代でもよく似たことが...
大規模災害をよく理解し、何事にも心の備えをしてておきたいものです。
来月の講座は天明の泥流にうずまった利根川中流の現地見学会。
大人の遠足で-す。
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# by hanaha09 | 2011-05-23 17:56 | 田舎暮らし | Comments(0)

木の芽時

昼迄は雨が降らない、と天気予報は言ってたのに。
山の中で突然降ってきた雨にぬれてしまいました。
薄手のシャツではゾクゾクしてしまう、昨日は夏の陽気だったのにこれでは風邪を引きそう。
春先のめまぐるしく変わる不安定な気候、木の芽時って言うんでしょうか。

原始時代の住民たちもこの木の芽時にはあたまを抱えこんだみたい。
あったかいと狩りに出たり、畑を耕したり、これが生きるすべ。
寒くて雨が降るとなんにも出来ない、厳しい冬があけたせっかくの春というのに、イライライラ...
ストレスいっぱいの現代人もこの木の芽時にはさまざまな体の不調が出てくるようだ。
どうも原始時代からのDNAを受け継いでいるみたい。

とある人は、こうもいいます。
春先の大自然のパワーはものすごい。
現代人の気力が大自然にどんどん吸い込まれていってしまう、それで抜け殻になってしまうことがある。
その大自然のすごい芽吹きのパワーを少々。
まずはコハウチワカエデ、目に焼きつくようなこの芽、絵の具にも無いような黄緑色。圧倒されます。
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オニシダ、芽のぜんまいに渾身の力が入ってます。いまにもはじけそうです。
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ウリハダカエデ、まるでボクシングのジャブの格好ですね。
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こんなすごいパワーにはかないません。
閑人は朝は薪割り、午後はハンモックで昼寝、逆らいません。
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そういえば、最近はケータイも財布も持ち歩くことがなくなりました。
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# by hanaha09 | 2011-05-22 20:33 | 田舎暮らし | Comments(0)

さかさ馬

ひっととびに夏がやってきました。
日がくれかかってますがまだ気温は19.7℃。
浅間山の「逆さ馬」もあちこち跳ね回ってしまってます。
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おくさまに説明すると「うん、馬だね...そう思わないけど」。
長年連れ添うとこういう返事になるのであります。
午後に嬬恋の鎌原村の方にたまたまお話を聞くことが出来ました。「浅間のお山も雪が解け、一足飛びにさかさ馬が見えてきましたけど、なかなか馬と見るには難しいんですよね。」胸につかえていた何かがすっと取れた感じがしました。
これを馬と説明するには並大抵ならぬ説得力が必要、どうみてもネス湖のネッシーに近い。

嬬恋村の村人たちにとっては、浅間山のさかさ馬は畑に出てじゃがいもの植え付けを始めるサイン。
南アンデス地方を原産とするじゃがいもは慶長3年(1598)オランダ人により、ジャワのジャカルタ(昔はジャガトラと発音したそうだ)からもたらされたそうでジャガトライモ、なまってじゃがいもと呼ばれるようになった。
このじゃがいもは救荒作物として蘭学者高野長英(この人長野原の六合村に一時隠れていた)等によって栽培を奨励された。
しかし、日本人にはその奇怪な形、味は好みに合わず農作物として栽培されうようになるのはようやく明治にはいってから。
芽、緑になった皮に含まれる毒素も恐れ多い異国の芋であったに違いない。
ところで嬬恋村にこのジャガトライモがもたらされたのは天明(1781-1788)の頃、新潟からやってきた屋根葺き職人が珍品土産として持ち込んだらしい。
冷涼な嬬恋村の気候にぴったりだったみたいで、度重なる飢饉の際の救荒作物として栽培が広まったようだ。
はるばる地球の反対側からやってきたじゃがいもを一番に口にしたのはなんと山の中の村人たちであった。
この辺では今でも蒸かしたほかほかのじゃがいもに味噌をつけて食べる。
天保の頃には(1830-1843)じゃがいもを原料とするデンプン、片栗粉の生産にも手がけ、商売に乗り出した。
しかし、当初は「芋粉」ならぬ「芋葛」と称して売りだしたが利益は僅少で頓挫、それでも嬬恋村農民はくじけず、デンプン粉の最高級品である「片栗粉」ならぬ「加多久利粉」と名を改め再び売り出した。
ついに明治初期には村一番の換金作物となり、村に流れる水路は「加多久利粉」製造過程で発生する泡で覆いつくされたとも伝えられている。

嬬恋村ではキャベツ栽培にとって代わられたじゃがいも栽培の伝承を目的にじゃがいも見本栽培園が浅間山のふもとに作られています。
昨年の村民あげての土の中のりんご(ポム・ド・テール)狩りです。
10月にあるお楽しみ会のひとつです。
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# by hanaha09 | 2011-05-21 20:27 | 田舎暮らし | Comments(0)

石楠花が咲いた

我が家の石楠花が咲きました。
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ご近所の石楠花は木いっぱいに見事な花を誇らしげにつけています。花の中の女王とも呼ばれる所以です。
我が家の石楠花は北軽井沢のとあるホテルの庭で引き抜かれて放り出されていたのをもらってきた。
昨年までは全く花をつけなかった、が今年は見事に二つほどの花をつけた。
修験道場でもあった四阿山の深山奥深く、栂の樹海越しに見かけたひっそりと咲く石楠花みたい。
おごそかな雰囲気がご近所とは違ってなかなかよろしい。
と、一人やせ我慢であります。
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# by hanaha09 | 2011-05-20 19:32 | 田舎暮らし | Comments(0)

木も人もいろいろ

雪が融けてやっと春が来たのに...
薪ストーブは山の生活の友なんです。
10月の終わりから今年は5月の連休を過ぎても薪を焚いてました。
1年の半分はお世話になります。
そして今の季節からせっせせっせと薪割り。
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およそ4-5トン、切って切って、斧を振り上げ割って割って、後は軒下に積んで乾燥させます。
乾燥は十分に、夏の間半年は置いとかないとうまく乾かない。
乾いてない薪は焚いててもちっとも暖かくない。
薪に含まれる水分の蒸発に熱をとられて煙が上がるだけ。

薪ストーブは3回暖まる、といわれています。
木を運んで1回目、薪割りをしながら2回目、薪を焚きながら3回目。
この中で私的には薪割りが一番楽しい。
太い丸太が一撃で真っ二つ、爽快です。
なかなか割れないのが何回かのうちにぱくっと割れると、これまた背中に貝(やりがい)。
「ナラ」の木は素直で一発でまっすぐに割れる、お付き合いしても気持ちがよい。ちょっと手元が狂うとそのままに割れてしまう、そこがちょっとやっかい。
「ハンノキ」も1発で割れることが多いが、まっすぐに割れない、ゆがんで割れる。ねじれながら育つせいらしい。どっちへ割れるか考えながら斧を打ち下ろす必要がある。
「ニレ」は木の繊維がぐじゃぐじゃ。割れ目が波を打っていることがある。粘っこいのでなかなか割れない。時々休みながら、考えながらでないと長続きしない。
「モミ」の木は柔らかく簡単に割れる。けれどもやりがいが無い、燃やしてもすぐ燃え尽きてしまう。お付き合いするにはなんとなく頼りない。
「アカマツ」、これがまたやっかい。水をいっぱい含むと歯が立たなくなる。割れ目はあちこちに走りなかなかスパッと割れることは無い、一言で言うとネチネチ。
中の腐った木、曲がりくねった節のある木、これはどうにもお付き合いが難しい。

人もいろいろ、木もいろいろ。
「木をみて我がふり直す」
あいかわらず閑ですね。
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# by hanaha09 | 2011-05-19 20:39 | 田舎暮らし | Comments(0)

シロバナエンレイソウ

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春真っ先に咲くシロバナエンレイソウ、漢字では「延齢草」と書くそうです。
発芽に2年、花が咲くまで15年以上、寿命はなんと50年。
なんだか不老長寿の薬草のような名前がついてます。
が、なんと根と茎の根元に毒がある。
毒の成分名は「タキシン」。
英語で毒素のことをトキシン(toxin)という、同じ語源ということだそうだ。
嘔吐、下痢、酩酊そして血圧降下、体温低下、痙攣、心臓麻痺...
齢を延ばすどころかこれではイチコロ。
ところが漢方では食べ過ぎや食あたりを起こしたときに根を煎じて飲ませ、食べたものを吐き出させたそうです。
悪いものを吐き出させて命拾いをするから「延齢草」という名前がついたという説が。
毒をもって毒を制する、とはいいますが随分荒っぽい治療法です。
”民間治療薬として用いるのは非常に危険ですので絶対やめましょう!”と注意が書かれてました。

ただし熟した実は甘く、生のままで食べられるそうです。
蟻の大好物、せっせせっせと運んで種を撒き散らします。
その種の芽がでて花の咲くのは17年後、長生きしなきゃいきませんね。
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# by hanaha09 | 2011-05-18 20:55 | 田舎暮らし | Comments(0)