現存する日本最古の歴史書とされる、古事記、こじき、ふることふみ、ふることぶみといろいろ読み方がある。
和銅5年(712年)に太安万侶が編纂し元明天皇に献上されたと言われる。
誕生から国造りまで日本創生の神話物語が揚々と語られている。
矛で日本という国を造ったという神様、イザナミとイザナギは人間のかたちとなって、降臨した。
イザナギは「お前の形はどうなっとるかね?」、イザナミは「凹んでいるところがありまする」、イザナギ、「俺には凸ってるところがあるんで入れてみようかな!」イザナミ「よろしゅうございます」。
ということで大地やその他の神様ををどんどん産んでゆく、そして大地が国が民が生まれていった。
神様が出そろうと、乱暴狼藉を繰り返すスサノオという変コツ神も出てきた。
これに怒った、姉のアマテラスオオミカミは天岩戸に隠れてしまう。
世の中は真っ暗になり困った神々はアメノウズメノミコトに目をつけた。
アメノウズメノミコトはサルタヒコに自ら凹を見せびらかせた露出狂。
胸をはだけてヒカゲカズラの腰巻を凹までずりおろし天岩戸の前で踊りだした。
これを見ていた神々の怒声で思わず岩戸の隙間から出てきたのはアマテラスオオミカミ、ということでメデタシめでたし。
そのうち、人間と神様が共存する時代になり、神様はいろいろと人間にちょっかいを出した。
美しい娘が厠で用を足しているのを見つけたのはオオモノヌシ、赤い矢になって娘の凹の部位を突き刺した。
娘はその矢を持ち帰り、寝床の横に置けばたちまち美男子に変身、そしておなごの子を宿した。
娘の親は「結婚もしてないのに何で妊娠?」、娘は事情を話すと「神の子ならそれでよし!」と早々と納得、何とも現代的な娘とその親だ。
その御子は後に神武天皇のお后となった。
なんとも奔放な日本の国造り神話だ。
古事記が世界でも最古の〇〇本と言われる所以である。