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あるちゅはいま日記

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絹の味

「タイシルクの旅」と題するテレビ紀行を見てるとタイの織子のお姉さん達が昼ごはんのおかずに競って黄金カイコのサナギ料理を食べていた。
明治の開国以来、日本でも経済の近代化を支えた大きな産業の一つが絹だ。
群馬県の富岡製糸場にはじまり全国各地に製糸場ができた。
信州の佐久、上田、小諸地区も例外ではなかった。
絹糸を出すカイコの1匹1匹は「おかいこさま」と敬称で呼ばれていた。
農家で飼育された繭は製糸工場へと運ばれた。
大釜で煮られた繭は1個1個から糸を引き出され絹糸へと紡がれていった。
跡に残ったのは繭のサナギだ。
過酷な労働の中、女工たちが思わずつまんで口にしたのがこのサナギだった。
第二次大戦中には「カイコのサナギ3匹で卵1個の栄養がある」と食用が奨励されたこともあった。
ただ、独特のにおい、大切に育てられた「おかいこさま」ということもあり広く好まれることはなかった。
確か佐久の地では有名な鯉のエサにしたとの話は聞いたことがあった。
韓国、中国では今でも広く食べられているみたいだ。
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中華風のサナギのから揚げ、ゴマ塩をつけて食べるみたい。
西洋人の試食の感想、悪くはなかった、外側はチューイングガム状、中身は繊維状。
しかし二度と食べる気はしなかった、と。
信州では現在にもサナギ田舎炊きとして残されている。
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すこしは絹の味に触れてみたいとの興味はあるが...この姿形を拝見する限り、おおそれ多い「おかいこさま」にはちょっと勇気が...
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by hanaha09 | 2013-01-31 21:27 | 田舎暮らし | Comments(0)

カルメンの木

昨日、訪ねた浅間牧場にこんな看板があった。
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「浅間牧場カルメンの木」
国産初のカラー映画が、昭和26年、この北軽井沢で誕生した。
松竹制作「カルメン故郷へ帰る」がそれだ。
当時の人気映画監督、木下恵介がメガホンを取り、人気女優高峰秀子を主役に、小林トシ子、佐野周二ら、当時の松竹映画を代表するスターが顔をそろえた。
浅間牧場の手付かずの自然と、広大な草原が舞台となっているが、映画の中の印象的なシーンで、主人公カルメンが大きな木の下で馬に蹴られるシーンがある。
そのシーンに映っているのがこの木といわれて、いつしか「カルメン」の木と呼ばれるようになった。

この前録画をしてあったデジタル復刻版をもう一度見てみた。
初めてのカラー映画は浅間山麓で繰り広げられる喜劇であった。
映画の中ではカルメンの親父さんがつぶやく。
"カルメンの子供のころに向こうの大きな木の下で牛に蹴っとばされて、わしが飛んでってみるとぶっ倒れて口から泡を吹いていた。
それからどーも頭がちーっと変になったようだ。"
このシーンに出てくる木はこれだ。
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ちょっと趣が違う。
どうも次のシーンの左の木が看板の「カルメンの木」に良く似ている。
60年の歳月が過ぎた今はどれも「カルメンの木」だ。
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初めてのカラー映画撮影は当時として大冒険、同時進行で白黒フィルムでの撮影も行われたそうだ。
カラー版は見事に成功、ブルーの空に白い浅間山の煙、そして白樺の輝く幹、総天然色そのもの。
高峰秀子は27歳、この後「二十四の瞳」を含め12本の映画が木下監督のもとに世に出されたそうだ。
おもちゃ電車のような草軽電鉄がカルメン一行を乗せて走り去る浅間高原。
この地から発信された戦後映画界の力強い一歩を見るようです。
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by hanaha09 | 2013-01-30 23:04 | 田舎暮らし | Comments(0)

浅間牧場に行ってみた

ちょっと風はきつかったが天気が良くなったので浅間牧場の天丸山まで出かけた。
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このあたりは樹が少ないので風の当たるところは雪が飛ばされ吹き溜まりがあちらこちらにできている。
思わずずぼりと雪に埋まってしまう。
冬の厩舎(牛舎)では牛がお出迎え。
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ここからとことこ雪の中を歩いたところが天丸山。
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標高1343mのちょっとした小山なのだが頂上に立つと360度が見渡せる絶景の地だ。
リュックに詰め込んできたのはおにぎりにASAMA BEER、今回は黒ビールのスタウトだ。
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この雪では少しばかり冷え過ぎ、頭がジンジンしてきた。
でも体はぽっかり。
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by hanaha09 | 2013-01-29 17:45 | 田舎暮らし | Comments(0)

阻塞気球

このところの雪模様で映画を立て続けに見た。
「史上最大の作戦」と「プライベートライアン」だ。
いずれも第二次大戦における連合軍のノルマンジー上陸作戦を題材にした映画だ。
映画で見るとその規模の大きさ、悲惨さに目を見張る。
こんな写真を見つけた。
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浮かんでいる気球は「阻塞気球」と呼ばれるもの。
都市や重要軍事地域などを急降下爆撃機を防ぐために低空に浮かべられていた。
爆撃機がワイヤに引っかかったり、爆撃機を高射砲で撃ち落とすためにより上空に追いやることを目的とした。
イギリスではロンドン周辺に設置していたらしい。
しかし、多くの爆撃機が気球のケーブル切断装置を取り付けたり、また高高度からの爆撃に変わっていった。
日本陸軍にもこの阻塞気球(九一式繋留気球)なるものが実在した。
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風が吹いて流されると電線にひっかかたりして大変なことになるので、あげたりおろしたりしたこれがまた大変。
B29による高高度、大量の焼夷弾空襲には全く役に立たなかったようだ。
守りの備えが、より多くの民間人の犠牲を強いられることになった。
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by hanaha09 | 2013-01-28 23:39 | 田舎暮らし | Comments(0)

アニマルトラッキング

アニマルトラッキング。
「アニマル=動物」+「トラッキング=追跡」、動物の足跡を追跡することだ。
雪が降ると足跡がわかりやすいので冬のお楽しみ。
長い冬はいろんな楽しみを作っておかないとなかなか外へ出かけるのも億劫になりますね。
今日はイノシシ。
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シカに似ているが後ろに副蹄の痕跡が見える、足を引きずっているのでイノシシに違いない。
イノシシは足が短い。
ちょっと雪が深いと足跡はこんなになってしまう。
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溝ができてしまうのだ。
よくよく見てみるとこの溝の内側にはイノシシの毛の跡がついてることがある。
イノシシの毛はごわごわらしい。
ときたまそこらじゅう一面に「のた打ち回った」跡がある。
これもイノシシ、宴の跡だ。
「猪突猛進」とよくいわれるが急停止も方向転換もできる。
溝掘りはうまいがジャンプは苦手のようだ。
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by hanaha09 | 2013-01-27 20:53 | 田舎暮らし | Comments(0)

氷上わかさぎ釣り

大寒波到来、吹雪模様でしたがバラギ湖まで。
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湖面が凍結完了、今日はわかさぎ釣りの解禁日。
普段は1台もいない駐車場に車がいっぱい。
朝の8時半には200名もの入場者とか。
湖の上には様々なテント、これがないと吹雪の中(温度計は持っていなかったがー10℃以下は確実)では凍えてしまいそう。
と、思えばテントの外で氷の穴をめがけて元気に釣り糸を垂らしている人もいる。
中にはもう帰り支度をしている人も。
その様子をおもんばかると「釣れましたか?」なんて聞くと怒られそう。
中には200匹も釣った人もいたそうだが、広い湖の上どこで釣れるかわからない。
氷の上からでは当たるも八卦、釣れぬのも八卦。
我々は釣り人を横目にバラギ湖1周のスノーシュー散歩。
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で、早々とバラギ湖畔の温泉へ。
誰もいない大きなヒノキ風呂でのんびり、極楽極楽。
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by hanaha09 | 2013-01-26 16:30 | 田舎暮らし | Comments(0)

またまた大雪

今年は雪が多い。
今日は吹雪だ。
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こんな日は自家製葡萄酒をちびりちびりとやりながら読書。
またまた縮小経済国キューバを描いた「日本も没落先進国を手本に...」。
驚くべきはキューバ革命と江戸幕府の仕組みがよく似ていること。
経済封鎖と鎖国政策。
自由なき独裁国と将軍を頂点にする自由無き幕府体制。
地方分権化と300を超える諸藩の自治。
高い識字率と充実した寺子屋教育。
エコ有機農業と究極のリサイクル有機農業の確立。
予防医療、東洋医学の充実と小石川養生所を中心とする薬草医学。
反グロ-バリズムと反キリスト教。
江戸っ子はろくろく定職にもつかずにフリーター、役人さえも昼過ぎに仕事は終わりで茶屋でのんびり。
農村でも昼飯におやつにのんびりと、旬の食べ物で描かれたどの農民の顔もふっくら。
それも家賃、外食、教育費、医療費、贅沢をいわなければとっても安い、貧乏があっても貧困はなかった。
災害があれば金持ち藩の施しで握り飯も酒も飲み放題、深刻な顔も少なかった。
ろくに働かずにしっかりと文化を享受していた。
これもキューバに映し合わせると一致するところもたくさん。
「坂の上の雲」を登りつめた日本、考えられる縮小社会へうまく着地ができるとよいですね。
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by hanaha09 | 2013-01-25 13:25 | 田舎暮らし | Comments(0)

クマ目撃

陽射しはうっすら、外の気温はマイナスの3.5℃でちょっと温かかった。
昼前のいつもの雪道散歩コースだった。
50mほど前をいきなり横断したものは、クマだ。
飛ぶように走り去った。
声もなく、ただただ茫然、もちろんデジカメの存在も忘れたまま。
つれていた犬が突然追いかけ始めたが、すでにどこかへ、影も見えなかった。
これがクマの残した足跡、すごいジャンプ力だ。
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思い出せばこの辺は昨年に自転車のペンションのマスターがクマに追いかけられた一つ手前の道だ。
あれだけ素早く走れば自転車でもすぐ追いつかれる。
まず逃げ切れない。
家へ帰って思い起こした、もう少し小さかったがこんな格好で走って行った。
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これまでクマに出あったら落ち着いて静かに後ずさり、なんてえらそうに人に説いてましたが...
ただただ一歩も身動きできなかった情けない山の達人見習いでありました。
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by hanaha09 | 2013-01-24 09:00 | 田舎暮らし | Comments(0)

うさぎ

雪の上に残った野うさぎの足跡だ。
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野うさぎにはなかなかお目にかかれない、1回だけしか見たことがない。
こんなやつだ。
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うさぎは他の動物に対する攻撃手段を持っていない。
うさぎの体型の大きな特徴は耳が大きいこと。
この大きな耳は音や風の方向に正面が向くように自由に動かすことができる。
眼は頭部の上部側面にあり広い視野を確保することができる。
鼻には縦に割れ目があり、上部の皮膚を可動させることで鼻孔を開閉することができる。
敵の子細な情報がいち早くキャッチできる機能を持っているのだ。
そして、危険を察知すると一目散に逃げる。
前肢よりも後肢が長く、跳躍走行に適している。
その速さは時速60~80kmにも達するといわれている。

世界の地の果てまで出かけている企業戦士の方々、地元の発展のためにと頑張ったのになぜこんな災難が?
何ともやるせないところであります。
水と安全はタダではない世界がほとんど、もう一度目を耳を大きく開けることも必要かと...
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by hanaha09 | 2013-01-23 10:32 | 田舎暮らし | Comments(0)

アールヌーボー

「日本の次に日本の漫画が存在する」のがフランスだそうだ。
昔「ルパン三世」をテレビで流した、そのころの金髪の子供が大きくなったせいらしい。
ジャポニズム旋風の再来、中には畳で暮らし布団で寝るくらいの日本かぶれになってるフランス人も多いとか。
「タタミゼ」(tatamiser)というそうだ。
「オタク」、「アニメ」はもちろんフランス語だ。
1867年に開かれた第二回パリ万国博に禁断の浮世絵を持ち込んだ幕府役人。
そのおかげでフランスに旋風を巻き起こしたジャポニズム。
同じ時代に熱狂的に迎えられた京都の絵師達がいた。
俵屋宗達にはじまり尾形光琳が大成させたRINPA(琳派)だ。
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自由な線、斬新な図柄、あでやかな色彩で描かれた数々の植物、これらの絵に触れたアールヌーボーの作家たちが競ってその様式を取り入れた。
世界のアートシーンを変える一大ムーブメントになったのだ。
この様式を今にも伝えるフランス文化もすごいものだ。
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リッチな呉服商に生まれたスーパースターの尾形光琳、とにかく女好きだった。
妻以外の6人の女性に7人の子供を産ませたらしい。
ひょっとしたらこんな性格もフランスのアールヌーボ-作家をひきつけたのかもわかりません。
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by hanaha09 | 2013-01-22 09:00 | 田舎暮らし | Comments(0)