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あるちゅはいま日記

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落とし文

その昔は江戸時代。
恋文などを相手にひそかに渡すために庭などにそっと落としたり...
公然とは言えないことを匿名の文書にして路上などに落としたりした。
シャイな大江戸町民は直接に手渡すのがはばかられるような内容を伝える粋な方法を考えついた。
落とし文と呼ばれた巻物だ。
オトシブミ科の甲虫は、広葉樹の葉をクルクルと上手に巻いて巣を作り、その中に卵を産みつけて、地上に落す。
この甲虫にはズバリ「オトシブミ」と名付けられた。
ちょうど「ヤマハンノキ」に見つけた作りかけの「おとしぶみ」。
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これがぽとりと落ちると江戸時代の落とし文にそっくり。
「オトシブミ」の卵が生みつけられて、かえった幼虫がこの中で過ごす「揺籃」だ。
幼虫は「揺籃」の内部を食料として外敵を避けひと月ほどで成長する。

「また触れにけりポケットの落し文」  大東由美子

メールで送りつけられる退職届けや三行半と違って、なんとも奥ゆかしい日本人の感性です。
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by hanaha09 | 2012-06-30 21:55 | 田舎暮らし | Comments(0)

夜の蝶

朝の散策には絶好の日和となりました。
嬬恋村第一水源地へ向かって歩く緑道で出くわしたなんともきれいな蝶。
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と、思いながら帰って調べてみるとどうも違うみたい。
これは「アゲハモドキ」、チョウ目・アゲハモドキガ科に分類される蛾(が)の一種だ。
前翅長30-37mm、翅を開くと50-70mmほど。
名前の由来は体の中に毒を持ち捕食者に襲われにくいジャコウアゲハ(南方系の蝶でこの辺で見られる事は無い)の雌に擬態していると考えられることからである
ジャコウアゲハは、幼虫時代に食べる植物(ウマノスズクサ類)のせいで、体に一種の毒を持ち、鳥などの捕食者にとって「不味い」虫なんだそうだ。
それで、このアゲハモドキは、自分の姿をそのジャコウアゲハに似せることで、捕食者に警戒され、生き残りをはかっているのだ。
ベーツ型の擬態、というそうだ。
これは蝶々の「ジャコウアゲハ」、似てますね。
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蝶と蛾の違いは...
蝶は昼間に活動、蛾は夜になればあちこちにお出まし。
蝶は羽根をたたんでとまる、蛾は羽根をおっぴろげてとまる。
蝶はきれい、蛾は地味だというが蝶に負けないくらいきれいな蛾もいる。
蝶は目によって花を探し異性を探すのに対して、蛾は匂い(フェロモン)によって異性を引き付けるのである。
等々。
ネットのフランス語翻訳サイトで「蛾」と入力すると[Un papillon de nuit(夜の蝶)]と翻訳されて出てきた。
「毒蛾」ならぬ「毒牙」の用心には越した事はないのだが...
蝶にも「毒蝶」は存在するそうだから「夜の蝶」だけが危険ということでもなさそうだ。
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by hanaha09 | 2012-06-29 20:25 | 田舎暮らし | Comments(0)

リスの工作

梅雨の一休み。
カラッと晴れた一日になった。
ひと月ほど前に切り倒したナナカマドの木をとっておいた。
で、工作をすることにした。
以前、軽井沢の道路ふちに置いてあったリスの置物を作りたかったのだ。
のこぎりと斧だけで削った。
電ドルは使った、生木だったのでねじまわしでは太刀打ちできなかった。
リスに見えるかな?
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1週間ほど前の台風襲来の際、東京の井の頭自然公園のリス園から飼育していた30匹が壊れたおりから逃げ去ったそうだ。
そして今日、職員たちが逃亡したリスを捜索、捕獲したリスがなんと38匹。
公園に生息していた野生のリスも含まれているのでは?とのこと。
正確なところはわからないそうだ。
野生のままでもリスが観察できそうでわざわざおりの中で飼育する必要もなさそうです。
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by hanaha09 | 2012-06-28 19:30 | 田舎暮らし | Comments(0)

居酒屋と割り箸

大江戸の町はなぜか男性比率が多かった。
独身男性を相手にする外食産業があちこちに出現してきた。
経済的余裕がなければ外食は出来ないが、職人のように経済的に余裕がある独身暮らしの男性は家で作るのが面倒なので屋台などの外食ですませたのだ。
外食の元祖と云われているのは明暦の大火(1657年)のちに出来た浅草寺門前の「奈良茶飯屋」、緑茶で炊いた飯と一汁二菜の食事を出したそうだ。
寛文四年(1664年)に蕎麦屋の屋台がこれも浅草に登場した。
享保年間(1716年から1735年)に酒屋の店先での立ち飲み屋が出来てきた。
床机に腰掛けて横に食べ物を置いて手で持って食べるのが江戸時代では普通であった。
大江戸時代の外食産業を大きく変えたものの一つに割り箸がある。
割り箸は転がって地面に落ちることは無かった。
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客が増え居酒屋も大競争時代になった、従来使っていた竹箸など洗い箸では間に合わないということもあるだろう。
案外、繁盛を妬む他の店から箸の洗い方が不十分で不衛生と難癖をつけられたのがきっかけかもしれない。
「引割箸」と呼ばれる現代の割り箸の元祖である。
現代の居酒屋では環境保護、ゴミ減量化として割り箸追放、プラスティクの箸に代わってるそうだ。
ところで、割った割り箸をまずお茶、水につけてから使う人、割った後に二本の箸をこすり合わせてから使う人、使った後に二つに折ってしまう人...
割り箸も日本食文化のひとつだったと思うんですが。
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by hanaha09 | 2012-06-27 09:00 | 田舎暮らし | Comments(0)

ロンドンのうなぎ

この季節、樹木の葉が大きく育って来る。
地デジが映らなくなる、難視聴地域なのである。
と、いうことでBS放送のチャンネルに合わせる機会が多くなる。
何の番組かは定かではないが、ロンドンの「pie & mash」という伝統料理をやっていた。
日本語に直せばマッシュポテト付きうなぎパイ。
昔はテームズ川でうなぎがたくさん採れたそうだ。
河畔には造船所が林立して大勢の労働者が働いた。
この人たちの元気の源、栄養源としてこのロンドン下町料理がもてはやされたそうだ。
大英帝国でうなぎが食べられていたこと、テームズ川にうなぎがいたこと、ちょっと驚きです。
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うなぎのぶつ切りを塩と新鮮なパセリのみじん切りを加えて湯がく。
骨と小骨を取り除いて(おじいさんが手で取っていた)パイ生地につつんでオーブンで焼く。
パセリのソースをかけて、その横に山もりのマッシュポテトを載せたのが件の料理。
下町のこんなレストランで食べるとすっかりロンドンっ子ですね。
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日本でうなぎと言えば蒲焼や白焼きにして、絡みつくようなうなぎの脂、ちょっと焦げた醤油砂糖の香り、それにふっくらとした身、いかにも元気の出てきそうな一番のごちそうだ。
塩ゆでなんかをしてしまうと風味の飛んでしまったパサパサの身と残るのは脂の浮いた茹で汁だけに違いない。
イギリスの料理はこのように素材の味をすべて殺してしまうそうだ。
よって、まずい料理ばかり、この「pie & mash」も同類だそうだ。
食べたことも見たことも無い、もっともイギリスなんて行ったことも無い。
昔々、におい、香りの出てくるテレビができないかなと思ったことがある。
BS放送を見ながら「pie & mash」の味も想像できそうなんですがね。
閑ですね。
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by hanaha09 | 2012-06-26 10:02 | 田舎暮らし | Comments(0)

いずれがアヤメかカキツバタ

4年前から分譲を始めている別荘地なんですが...
契約済の看板がかかっているのは1か所だけ。
おかげさまで空き地には蕗やら独活やら、きのこやら...
昨年の大震災から土地に対する考え方も変わってきたようだ。
苦労に苦労を重ねて取得した不動産が天変地異で一瞬にして価値をなくしてしまう。
なかなか販売が進まないのも理解できますね。
芝生広場の水辺には鮮やかに花が咲き始めました。
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いずれがアヤメかカキツバタ?
アヤメは花ビラの根元に白い網目模様、カキツバタは白い模様、そして花菖蒲は根元が黄色。
これらの花はどうも花菖蒲のようだ。
ついでに端午の節句に風呂に入れるショウブはまったく異なるサトイモ科。
葉の形が刀に似て、邪気を祓うような爽やかな香りを持つこのショウブ。
「ショウブ」の音が「尚武」、「勝負」にも通じる事から勇敢な武士たちに好まれた。
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by hanaha09 | 2012-06-25 22:38 | 田舎暮らし | Comments(0)

湯の丸高原レンゲツツジ祭り

長野県と群馬県の県境に位置する湯の丸高原。
60万株を有するレンゲツツジは国の天然記念物、この辺の地区の観光の目玉。
本日はお日柄もよく嬬恋村、東御市観光協会共催の「湯の丸高原つつじ祭り」の日だ。
今年は開花が遅くまだまだ2部3部咲き、山が一面に染まるとまではゆきません。
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と、とある若い方のつぶやき。
「湯の丸高原のレンゲツツジを初めて見に来たわけですが、何が良いのかよくわかりません。
周りは、爺さん婆さんばかりで、牛の糞があちこちに落ちているし、レンゲツツジ以外には何もない。
まあ、逆にこういった場所の方が良いという人もいるのでしょうけど。」
かくしてお祭りはこんな風になる。
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歌や踊りに太鼓にジャズにシンガーソングライター...
観客はやっぱり爺さん婆さんが中心。
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地域観光振興はなかなか一筋縄では行かない様相です。
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by hanaha09 | 2012-06-24 17:16 | 田舎暮らし | Comments(0)

冬仕度

まだ夏至が過ぎたばっかり。
遠くからはかっこう、春ゼミも朝から晩まで鳴きつづけています。
こんな頃からそろそろ冬仕度。
薪の原木がやってきた。
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これを玉切り、薪割りそして軒先に積み上げます。
薪は乾燥が一番重要。
この冬はとても寒くて最後は生木に近いものまで燃やした。
燃えることは燃えるのだが、じくじく燃えるだけ。
まったく暖かくならないことがわかった、燃焼熱が水分の蒸発に使われてしまうのだ。
程よい乾燥には半年ほどかかる。
今から冬の用意を始めないと間に合わないのである。
この原木の楢材は斧で一撃するとスパツと割れる。
気分爽快、またまた心地よい汗がかけそうです。
後のビールがうまーい。
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by hanaha09 | 2012-06-23 21:06 | 田舎暮らし | Comments(0)

日本全国の浅間山

「たなびく梅雨雲浅間嶺 空にむかいて煙はく」
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すっかり夏模様に衣替え。
ネットで全国の浅間山を探すと29もの浅間山が見つかった。
浅間山(あさまやま)と読む山が9つ、後は浅間山(せんげんさん)。
日光から広島まで。
一番低いのが東京の浅間山(せんげんさん)、標高80m。
一番高いのが本家の浅間山(あさまやま)、標高2568m。
実は「あさま」、「せんげん」とは火を吹く山を現す古語なのだ。
全国各地にある浅間神社(せんげんじんじゃ、あさまじんじゃ)は、富士信仰に基づいて富士山を神格化した浅間大神を祀る神社。
この神社がある山を浅間山と呼んだのもある。
すべての浅間山が火を吹く山とは限らない。
火山とはなにかということを知らなかった昔の人々は、噴火は神の仕業と恐れおののき、畏敬の念をいだき、あさま(火の山)信仰が広まっていたに違いない。
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by hanaha09 | 2012-06-22 19:27 | 田舎暮らし | Comments(0)

鶯神楽

今日は夏至でした。
昼間が一番長い日、夜の7時を過ぎてもまだ明るかった。
早いもので、森の中ではこんな実を発見、ミヤマウグイスカグラ。
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別名「たうえぐみ」、田植えのころに実るぐみ。
ぐみの様な渋みは無くて、ほのかに甘い。
漢字で書くと「鶯神楽」。
鶯が、この実を喜んで食べる様子が神楽を舞うように見えるから「鶯神楽」という説がある。
なんとなくほほえましく、一茶の詠んだような光景が浮かびますね。
明日からは昼間がだんだん短くなる。
1年の折り返し点、この半年反省猿ではないけど頭を掻いてみたくなることばかり。
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by hanaha09 | 2012-06-21 22:24 | 田舎暮らし | Comments(0)