ブログトップ

あるちゅはいま日記

hanaha09.exblog.jp

<   2012年 05月 ( 32 )   > この月の画像一覧

酢実の花

ズミ(酢実)、コナシ(小梨)、コリンゴ(小林檎)、ミツバカイドウ(三葉海棠)。
バラ科リンゴ属の1種である。リンゴに近縁な野生種だ。
このあたりには結構多い。
いま花がまっさかり。
b0126549_2220461.jpg
語源は、染料となることから染み(そみ)、あるいは、実が酸っぱいことから酢実、とも。
リンゴの台木としても種から育てたズミが使われる。
材は家具や細工に利用する。
樹皮を煮出すと黄色の染料となるそうだ。
明礬などを加えて絵の具にもする。
ソメイヨシノと違って蕾の時にはちょっとピンク色、咲くと一面が真っ白に。
b0126549_22393665.jpg
風とともにはらはらと散る花弁は桜吹雪にも劣りません。
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-31 22:44 | 田舎暮らし | Comments(0)

閑古鳥

山の中がすっかり緑に塗り替えられました。
一番快適な季節、ハンモックを木の間に吊るして寝そべってみた。
b0126549_20403452.jpg
遠くからはかっこう鳥の絶え間ない鳴き声が響いてきます。
すっかり夏の装いになってきました。
このかっこう鳥、いつも鳴き声を聞くが姿を見たことがない。
どんな鳥かと図鑑を広げると、こんな鳥。
b0126549_21231845.jpg
鋭い眼光をもつ。
かっこうは「托卵」を行う種として有名なのだ。
他の鳥の巣に自分の卵を産卵し、抱卵から育雛まで子育てのすべてを任せてしまう鳥のことだ。
自分ではいっさい子育てをしない。
そして、この鳥なかなか巧妙でずるがしこい。
産卵中の宿主(しゅくしゅ)の巣から卵を1個抜きとった後、自分の卵を1個産み込む、宿主に気づかれないように数合わせをするのだ。
産み込まれた卵は宿主に温められて宿主のヒナより1日か2日前に孵化する。
するとかっこうは宿主の卵をすべて巣の外に放り出してしまう。
こうして巣を独占したかっこうのヒナは宿主の世話を一身に集めて育てられるのだ。
悲しきかな宿主はだまされ他人の子孫を育てるのである、悔しいのう!
しかし、宿主もいつまでも騙されてはいない、そのうちかっこうの卵を識別できるようになり、その卵を自分の巣から放りだすようになる。
かっこうはますます宿主の卵に似せたたまごを生むようになる。
何年かたち騙しきれないとなるとかっこうは別の種に宿主を探すようにもなってくる。
これが生き残りをかけた鳥の進化だ。
「閑古鳥がなく」地方都市の商店街、なんてよく言われます。
この閑古鳥はかっこうのこと。
古来、日本人はかっこうの鳴き声に物寂しさを感じてたようであり、「憂きわれをさびしがらせよ閑古鳥」松尾芭蕉、とも詠まれています。
さびしがるばかりではなく、競争に生き残るためには進化が必然となってくる。
こうした圧力こそが進化を起こすための引き金であり、また人間社会の進化にかたんに挑戦して行ける原動力にもなるのだ。
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-30 21:37 | 田舎暮らし | Comments(0)

こんにゃくの日

またまた、つまらぬ記念日ブログ。
こんにゃくの種芋の植え付けが5月に行われることから5月29日は「こん(5)にゃ(2)く(9)」の日。
こんなことばかり一生懸命に考えている人が居るんですね。
で、こんにゃく雑学事典にお付き合いください。
こんにゃくはサトイモ科、原産地はインドシナ半島。
日本には大和朝廷の時代に渡来したようだ。
もともとは医薬品、できもの、のどがかわき尿がでない病気、呼吸器病等が、こんにゃくを多量 に食べたら直ったとある。
昔は上流社会の食べ物、室町時代には寺院、武家、公家の間でお歳暮用として使われたという記録がある。
貝原益軒の養生訓には「精根つきた」ときには、だいコン、れんコン、コンぶ、コンにゃく、ゴンぼう、など、コンのつくものを食べればよいとある。
「蒟蒻のさしみもすこし梅の花 松尾芭蕉」、何度も出てくる題材、俳聖はこんにゃくがとてもお好きだったようだ。
油で炒めたこんにゃくにごぼう、だいこんを一緒に煮ると狸汁だった。
こんにゃく生産を奨励し産業化したのは水戸藩、これで財をなした櫻岡源次衛門は「桜田門外の変」の勤王志士への資金提供者となった。
第二次大戦中にこんにゃくで糊を造り、和紙を張り合わせて水素を通さない気密性の高い気球をつくりあげた、アメリカ本土まで到達した当時の大陸間弾道弾だ。
群馬県のこんにゃく収穫量は全国の91.8%を占める、ちなみに全国での収穫量は年間六万七千トン(平成22年度)。
こんにゃくは英語で通常「Devil's Tongue(悪魔の舌)」もしくは「Elephant Foot(象の足)」、学術上では「konjak」もしくは「konnyaku」。
こんにゃくは栄養が無いといわれているがカルシウムを多く含む、すき焼きの肉にこんにゃくは酸性食品を中和する絶好の組み合わせ。
b0126549_1916752.jpg
味噌おでんに熱燗でふうふう、やはり冬のイメージですね。
冷凍したこんにゃくゼリーは喉に詰まるので危険だ。
5月の記念日にはちょっと無理が?
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-29 19:47 | 田舎暮らし | Comments(0)

石楠花と石南葉

嬬恋村の自慢のしゃくなげ園に行ってきた。
花は満開ではないようだがつぼみのまま痛んだ花も。
どうもこのところの寒さが悪さしたようだ。
このあたりで普通に見られるのがアズマヤクナゲとハクサンシャクナゲ。
いまはアズマシャクナゲの花の季節、派手で大きな花が特徴。
b0126549_14511100.jpg
いただいたパンフレットには「石楠花」とあった。
これはどの花、と聞かれたので、黙って指差したのではありますが...
こんな当て字は振り仮名をちゃんと降ってないと誰もわからない!、と。
その通りです。
シャクナゲは「石南花」を呉音読み(日本漢字音読みのひとつ)した「シャクナンゲ」が転じたもの。
中国では「石南花」もしくは「石楠花」と表記する。
「石南花」とは石の間に生え、南向きの土地を好む花であることから名付けられたのだ。
4年ほど前に知り合いからもらったというシャクナゲの葉を煎じて飲んだ女性が中毒症状を起こした。
30分後には手足が冷たくなって血圧が下がりショック症状を生じた。
漢方で強壮剤として知られる、石南葉(せきなんよう)は、オオカナメモチ(バラ科)の植物の葉を乾燥したものであり、シャクナゲ(石楠花)とはまったく違うものだ。
似た名前がどうも勘違いの根底にあったようだ。
シャクナゲは葉にロードトキシンことグラヤノトキシンなどのケイレン毒を含む有毒植物であったのだ。
あまり知られてはいないようですがご注意を。

しゃくなげ園にはいくつかの散策コースがある。
お勧めは標高1800mの尾根まで行けるコモシカコースだ。
カラマツ林を石楠花を眺めながら登ってゆくと日本百名山のひとつ、四阿山が正面に見える。
b0126549_1535221.jpg
もう少し登ってゆくとオオカメノキの花の向こうには浅間山外輪山。
b0126549_1571115.jpg
尾根まで到達するとハクサンシャクナゲ、クロマメノキ、ガンコウラン、コケモモの高山植物。
そしてコマクサも花芽を持ってました。
あとひと月もすればこの尾根筋にも優雅な花の季節を迎えます。
b0126549_15104389.jpg

[PR]
by hanaha09 | 2012-05-28 18:12 | 田舎暮らし | Comments(0)

わらび中毒

「わらび」とネットを検索するとまことにおどろおどろしいことが書いてあるのに出くわす。
"牛や馬、羊などの家畜はワラビを摂取すると中毒症状を示し、また人間でもアク抜きをせずに食べると中毒を起こす(ワラビ中毒)。"
"じゅうぶんなあく抜きをしないとチアミン(ビタミンB1)を分解するチアミナーゼがふくまれていて、人間や胃が1つのウマなどの動物に、死ぬこともある脚気(かっけ)をひきおこす。"
また、
"わらびには発癌物質であるプタキロサイドが約0.05-0.06%含まれる。また、調理したものであっても大量に食べると体じゅうが大量出血症状になり、骨髄がしだいに破壊され死に至る。"

それでもいそいそとわらび取りに出かける。
b0126549_20432035.jpg
今年の初物わらびだ。
太くて柔らかい。
ふわっとした卵とじにすると、とてもうまい。
採ってきたわらびはすぐにアク抜き、まず薪ストーブの灰を上から振りかける。
重曹でも代用できるがきれいな緑色にならない。
使う灰は薪だけを焚いたものでないとわらびが変色してしまう。
その上から熱湯をかけて落としぶたをかけておく。
そのまま一晩置いておく、といわれるが、我が家では熱湯が冷えればそれでおしまい。
多少アクが残っているくらいのがまた良い。

電文送信時には「ワラビのワ」と使う。
蕨市は武蔵野の原野に生えるわらびが名前の由来だとも。
わらびの根からとったでんぷんから作られていたわらび餅。
昔からとても身近なわらびだ。
"熱湯であく抜きをしたワラビを、酒のつまみや副食の一品として食べている程度ならば、なんら害はない。"
とある。
我が家の今の季節のバラすしにはこのわらびが欠かせない。
幼少のころからの懐かしい味わいだ。
次はあそこの山へ採りに行こうと画策中。
これって「わらび中毒」?
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-27 20:33 | 田舎暮らし | Comments(0)

縮小社会

「キューバを見習え!」。
将来の日本の縮小社会へのスムーズな没落対策が必要であるらしい。
昨年の東日本大震災より1年とちょっと、やはりエネルギー問題が深刻だ。
カリブ海に浮かぶ赤い島、キューバは1960年代にソビエト連邦崩壊、ミサイル基地建設を発端としたアメリカの経済封鎖の憂き目にあった。
石油燃料の輸入先がほとんど失われた。
完成まじかであった原発も資本、技術援助の道が断たれ廃墟と化した。
キューバの人々は自らの天然資源のみでエネルギーを調達していかざるを得なくなった。
2006年には「エネルギー革命」と称し大胆なエネルギー政策が推し進められた。
水力、風力、太陽光発電とありとあらゆる自然エネルギーの活用を図った。
サトウキビの搾りかす、バガスを燃料としたバイオマス発電では発電容量の30%を占めるまでになった。
これらの発電所は地域に分散された。
資本投下を必要とする大規模な送電線は必要が無くなった。
大規模停電も無くなった(小規模停電はしょっちゅう、この停電で妨害電波発生装置が停止しフロリダからの放送電波が届く事になりまんざら迷惑千万でもなさそうだ)。
ハリケーン被害にあっても復旧は迅速になった。
政府は消費電力の節電政策として、まず蛍光灯を各家庭に配った。
効率の悪い旧式な冷蔵庫、クーラーの代替品、電気炊飯器、調理器が配給された。
キューバの夏は暑い。
あくせく働くことはしない。
青空市場へ行けば野菜や肉がいろんなところから持ち寄られる。
野菜は小ぶりだが味が非常に濃いそうだ。
化学肥料、除草剤が生産できないのですべてが有機肥料栽培なのだ。
そのあたりにある果物は食べ放題だ。
キューバには大気汚染の言葉がない、夜空にはいつでも流れ星が仰ぎみられる。
貧しい人、困った人にはお互いに助け合う。
退屈なところを我慢すればひもじくて死ぬことは考えられない。
でも、キューバかアメリカかと問われるとたいていのキューバ人はアメリカと答えが返ってくるそうだ。
なかなか選択が難しい縮小経済の没落先のようです。
b0126549_0422043.jpg

[PR]
by hanaha09 | 2012-05-26 23:42 | 田舎暮らし | Comments(0)

ツバメオモト

b0126549_163146.jpg
なんとも清楚でやさしくかわゆい花が林の中にあった。
「ツバメオモト」という優雅な名前がついている。
「オモト」は葉が「万年青(おもと)」に似ていることから。
「ツバメ」の出処は良く分からない、諸説がある。
葉が開いている様子が刀のツバに似ている、このツバから出てくる芽(メ)でツバメ...理解はなかなか苦しい。
もう一つはこの山野草の実の色が鳥の燕の頭に似ている?
これが果実の写真。
b0126549_16245941.jpg
これが燕の頭の写真。
b0126549_1637091.jpg
これもぴったりとはなかなか...
年上の女性に養われている若い男の事を「燕」と呼ぶ事がある。
厚くふくよかな葉につつまれて咲くか弱い従順そうな花、この「燕」にぴったりな感じもするのですが。
兵庫県、奈良県、鳥取県では絶滅寸前または絶滅危惧種に指定されている。
上信越国立公園では自然公園指定植物に指定され、一般の採集はもちろん禁じられている。
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-25 09:00 | 田舎暮らし | Comments(0)

独活(うど)

山菜の「うど」は「独活」と漢字で書く。
生育が早く一日ごとにその形姿を変えるので「うごく」が「うど」、そして「独活」となったという説。
私の個人的な説は大木となった独活の木は葉が茂り安定感を欠き、風も無いのにゆらゆらと動くから「独活」。
ネット辞書で「うど」と入れてクリックすると「udo」と翻訳される。
ウコギ科タラノキ属、日本を代表する山菜、そして薬草なのだ。
その「うど」が土の中からもっこりと出始めた。
b0126549_23465735.jpg
「うど」には栽培うど、山うど、天然うどがある、もっとも祖先は同じ。
「栽培うど」は地下約3~4メートルの地下室(むろ)で、温度(20℃)と湿度(90%以上)を一定に保たれた環境で育てられる。
地下に植えて約1ヶ月で80cmぐらいに育ち、切り取って収穫する。
「軟白うど」もしくは「白うど」と呼ばれスーパーの年中並べられているやつ、東京の立川あたりが特産地だそうだ。
「山うど」は苗をビニールハウスへ移植し、頭だけが日光に当たるように外に出るようにして、もみがらなどをかぶせて育てる。
先端が緑色になる。
これを軟白うどに対して、「緑化(りょっか)うど」とも呼ばれる。
群馬県などで多く生産されているそうだ。
そして「天然うど」、前者の二種類に比べると立派さが格段に落ちて来るのですが...
その春の香り、苦み、味は比べようがありません。
カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラル、少量のタンニン、精油、酵素を含む。
ビタミンB1、B2、C、K、パントテン酸を多く含む。
カリウムはキュウリより多い270mgほど含み、高血圧予防になる。
食物繊維が多く、便秘解消、大腸がん予防、老化防止に効く。
と、いつも通りの薬効がずらり。
葉も茎も何もかも食べつくしてしまいます。
山菜の優等生と言われる所以です。
庭にも生えてくるこの天然うど、食べる機会も他の山菜よりも格段に多い。
カリウムと同じ性質を持つセシウムがいっぱい取りこまれ、放射能「うど」になってる可能性もあります。
大変な世の中になってしまいました。
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-24 09:00 | 田舎暮らし | Comments(0)

山菜そば

お昼はお外で山菜そば、缶ビール付き。
b0126549_23332244.jpg
コゴミ、タラの芽、コシアブラそしてシイタケが天ぷらの材料。
朝一番で採ってきた。
新しい天ぷら油でさっと揚げるとさくさく、山菜のほろ苦さがなんとも言えませんね。
そばは地元スーパーで売ってる冷凍めん。
これがなかなかすぐれもの、歯ごたえも香りも味も本物の手打ちに限りなく近い。
とある温泉の食堂で使っているのを見つけてきた。
冷たい嬬恋村営水道でしめると、そこらの蕎麦屋にも太刀打ちできる。
浅黄色の木々の新芽を愛でながら、シジュウカラのさえずりを聞きながら...
ホップの香りも漂い、もう最高です。
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-23 09:00 | 田舎暮らし | Comments(0)

金環食

天気が悪ければメガネがもったいない。
で、買わなかった。
ところが、このあたりは快晴の絶好の金環日食観察日となりました。
まず、金環食のデジカメ写真。
b0126549_7505410.jpg
なにもわかりません。
鏡に反射させて壁に映した。
b0126549_752186.jpg
肉眼で見ると良く分かるのだがデジカメに映すとまたまたなにもわからない。
このあたりは金環日食の限界あたりらしい。
というのでひたち市から見たネット中継の画像を。
b0126549_753248.jpg
前回に群馬県で見られた金環日食は1839年09月08日。
大江戸時代で浅間山麓を馬方がのんびりと馬に荷を載せ往来してた頃。
すでに日食観察も行われていた時代で馬子たちは一服してはキセルに火をつけ空を仰ぎ見、馬はヒヒーンと雄たけびを一声と、想像したりするんですが。
金環日食の時間には空が紫色に変わってきました。
ちょっと薄ら寒く感じて(気温が1℃ほど下がったそうです)、世にも不思議な感覚。
昔の黒い利権にむしばまれる政争を描いた「金環蝕」の映画の雰囲気でしたね。
そして次にみられるのはなんと2386年10月24日。
日食メガネを買っとけば良かった...
後悔先にたたず、良い諺です。
[PR]
by hanaha09 | 2012-05-22 08:00 | 田舎暮らし | Comments(0)