ブログトップ

あるちゅはいま日記

hanaha09.exblog.jp

<   2011年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧

銀竜草

b0126549_762989.jpg

まだちょっと薄暗い森の中、朝日にぼんやりと妖艶に輝いています。
まるで山の中にこもる修験道者のような雰囲気がうかがえます。
「ぎんりょうそう」、花の形が竜の顔に似ていることから名づけられたそうですが...
よくわからん。
葉緑素を持ちあわせないのでこんな透き通ったような白色。
周囲の樹木と共生するベニタケ属の菌類と菌根を形成し、樹木が光合成で作り出した有機物を菌経由で取り込み成長する。
なんともややこしい生き方をする植物です。
まだまだややこしいことも。
きのこのような生活を送るわけですが、普通の植物のように花を咲かせ、種子を作って子孫を残す。
受粉のために虫たちを呼び集めなければなりません。
なんとこの植物、紫外線を含む光を全反射する。
周りの落ち葉、腐葉土は逆に紫外線を吸収してしまうので、紫外線を認識できる虫たちにとっては暗闇の森の中に神々しく光り輝いて見えるわけです。
b0126549_7313795.jpg

のぞきこむとめしべのブルー、おしべの黄色、虫でなくても思わず引き込まれそうになります。
この白さ、採集すると見る間に真っ黒になってしまうそうです。
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-30 07:46 | 田舎暮らし | Comments(0)

芹摘む

「何となく 芹と聞くこそ あはれなれ 
           摘みけん人の 心知られて」
と西行の一首がある。
平安時代には 「芹摘む」 と言えば高貴な人にかなわぬ恋をする意味に用いられたそうだ。
西行も又、待賢門院にかなわぬ恋をしていたと言われる。
待賢門院って誰かいな。
(鳥羽天皇の中宮、崇徳、後白河天皇の母。絶大の美貌をうたわれていた。)

春の七草にも歌われる芹(せり)ですが今頃になって大きくなってきた。
b0126549_7103816.jpg
さっと湯がいて豆腐と白和えにしました。
苦味ばしった香りがなんともいえない日本の古来の味。
坊さん、西行も苦々しい味と想いに芹を噛締めたんでしょうか。
古来から生薬として利用されており、神経痛、熱さましに。
鴨鍋には芹が相性がよい、酒がすすんで酔っ払ってもすぐ熱が醒める。

芹は競り(せり)合って生えることからついた名前といわれるが、生育環境にはとっても敏感。
ちょと日当たりが変化すれば消え去ってゆきます。
水場一面に生えた芹、平安の日本文化を映したような浅黄色です。
これで忙しかった山菜シーズンはほぼ終了となります。
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-29 07:49 | 田舎暮らし | Comments(0)

はまなす

♪知床(しれとこ)の岬に はまなすの咲くころ
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘にのぼれば
遥(はる)か国後(くなしり)に 白夜(びゃくや)は明ける♪
b0126549_1031105.jpg

嬬恋村の「はまなす」の花が咲きました。
知床の地でもちょうど花の季節をむかえたことと思います。
知床旅情、森繁久弥が知床での映画ロケを終え、村人たちに感謝と惜別の意をこめて作詞作曲したそうだ、40年も前の話。
いまふと思い出すのは当時の歌声喫茶。
アコーデオンを持ったおじさんと表紙に何も書かれていない歌集を持ったおばさん。
タバコの煙でかすんでました。
セーノー、と手を振る合図にみんな一声に”しれーとこー...”と歌いだす。
カラオケ、酒つきのスナックが登場するとあっという間に消え去った。
「一つ出たほいのよさほいのさっさ...」で育った私目にはほとんど縁はなかった。
今にして思えばいったいなんだったんでしょうね。

知床岬に白夜はやってこないとか、どこかの歌にそっくりの盗作だ、なんてことが言われていますが。
硬いことをいわずに何事もファジーにすまさなければ世の中うまくことが進みません。
「はまなす」も冷涼地な砂地を好むそうだ、この辺も砂地で無いが火山砂の荒地。
植物もうんとファジーな様子です。
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-28 11:09 | 田舎暮らし | Comments(0)

長寿岩

誰が名づけたのかわかりませんが。
この地にどっしりと腰を下ろして、ちょっとやそっとじゃ動きゃせん。
こんな威風堂々とした黒岩溶岩、長寿岩です。
b0126549_88457.jpg
ここは浅間山からおよそ7km下ったところ標高1100から1200mくらい、昔の沓掛街道を挟んだ北側の別荘地になります。
天明3年(1783)の浅間やけ大火砕流で山の上から流されてきた。
この大きな岩を中心に道路のロータリー式交差点になっています。
右回りにくるくる回って目的の道路に向かうんですが、逆回りをしてる人をよく見かける。
これも時代、ヨーロッパではまだまだあるんですが日本ではほとんど見かけない。
高くたってるのが嬬恋村の防災無線。
岩の大きさは長さ30m、高さ4mほど、地中にどのくらい埋まっているかはわかりません。
重さにすればいったいどのくらいになるんでしょう。
大自然のパワーには思わず身震いしてしまいます。
当時の吾妻川そばにあった無量院住職は「ヒッシオヒッシオ、ワチワチ」と不気味な音を立てながら火砕流はやってきた、と書き残しています。
ヒッシオヒッシオとは大量の土石を削り巻き込んで流れおちてくる土石なだれの音、ワチワチとは樹木が燃え盛る音だったといわれています。

この長寿岩は火山学習会の見学コース。
多くの人が訪れます。
浅間山はいまも山頂火口から煙を吐き出す活火山。
この先、いつかはわからないが、かならず噴火する。
自然災害とうまくお付き合いするためには昔の出来事をよく理解しておくことが大きな助けになります。
想定外の一言で済まされるものではありません。
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-27 08:55 | 田舎暮らし | Comments(0)

山鳴らしの木

ぼさっとして...
ちょっと先の樹木と空の境目を眺めるとなにやら葉っぱが変に動いている、そんなに風もないのに。
木の下まで出かけて落ちた葉っぱをひろいあげると、やっぱり。
「ヤマナラシ」、漢字で書くと「山鳴らし」。
葉っぱがくるくると回るように動く仕掛けになっている。
葉柄は長く、しかもたてに細長くなっている。
b0126549_840302.jpg

風が吹くと左右に揺れ、葉柄が長いので戻るときに三次元に動いてしまう。
そのときに葉と葉が擦れ合って「シャカシャカ」とかすかな音を出す。
山を通る風にゆすられ、山を鳴らす。
なんとも日本的な風情を感じます。
学名が「Populus sieboldii」、名のごとくポプラの仲間。
後ろに続く「sieboldii」とは江戸時代にオランダからやってきたシーボルトのこと。
シーボルトは医者であり、蘭学の師でありながらいろんなものに興味を持った。
日本の動物植物標本、生活用具、美術品、将軍御殿の見取り図、あげくにご禁制の伊能忠敬の日本地図を持ち出そうとして国外追放になった。
はてさて、好奇心旺盛な純粋な科学者であったのかそれともオランダ王室の密命を受けた高度なスパイであったのか?
いずれにしろ開国を控えたこの時代、山を鳴らし、騒がせた人物であったに違いない。

秋には目を覚ませるような西洋風の黄葉が見られる日本アスペン、ヤマナラシです。
b0126549_10302175.jpg

[PR]
by hanaha09 | 2011-06-26 12:21 | 田舎暮らし | Comments(0)

ソーラーパネルは最強?

今日も暑くなりそうな気配。
曇りの天気予報なんですが早朝からぎらぎらと陽が輝き始めました。
大都会の皆様大変ですね。
この暑さで電力消費量もうなぎのぼり。
今日は会社のお休みで大丈夫そうですが、大規模停電になればそれはもう大変。
クーラーが止まって部屋は真っ暗の蒸しぶろ状態、このあたりまでは直ちに想像がつきますが...
そのうち非常電源が底をつき水が出なくなってトイレも行けなくなる。
炊飯器ではご飯も炊けない、電気コンロではカップラーメンのお湯も沸かせない。
高層マンションではエレベーターが止まってどこへも行かれない(非常階段を使って下りられるが通じる扉は外からは開かない構造なので一度出るともう2度と帰れなくなる)。
シャンプーの途中で停電にでもなればもう最悪。
お湯は出ないは、水は出ないは(電気湯沸かし器だった)。
真っ裸で頭は泡だらけ、風呂場の外へも出られなくなる。
突然の停電なんて不思議でもなんでもないバンコクでの本当の話です。

これからは分散型エコ発電、日本の各家庭1000万戸の屋根にソーラーパネルがつくといとも簡単にいわれていますが...
各家庭で使ってる電気の電圧はたいていが100v、現実には95vから107v。
道端の電信柱にあるトランスで降圧されて数戸の家庭に引き込まれている。
家の周りの電信柱をみると変圧器は2個載ってるがどうもご近所さん5軒がひとつのバンクみたい。
b0126549_912401.jpg

これが問題、この柱上変圧器バンクにあるすべての家庭にソーラーパネルがついたらどうなる。
余剰電力は電線を通って電力会社に買い上げられることになってはいますが、各家庭が余剰電力をどんどん送り込むと消費するところがないので電圧が上がってしまう。
107vを超えるとソーラーパネルについたパワーコンディショナーが自動的に発電をおさえてしまう構造だそうだ。
電信柱の変圧器で供給電圧を落とすかパワーコンディショナーのリミットをあげてしまうかどちらかの対策をしないと売電はできないことになる。
誰が電圧を高くして電線に自分の発電電気を送り込むことができるか、つまり一番力が強いところにお金は流れるという仕組み。
何も知らぬ間にか弱くおとなしい人々に犠牲がおおいかぶさってきそう。
これを解消するには相当な追加設備投資が求められるそうだ、だれが負担しても電力コストはめちゃくちゃ上積みされる。
小さい子供の頃って電気はマツダの裸電球と二又に差し込んだ箱型のラジオにしか使ってなかったような記憶があるんですが、そんなに不便な生活だったんでしょうかね?
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-25 10:00 | 田舎暮らし | Comments(0)

省電力に省無駄...

夏至の日を過ぎてなんだか蒸し暑くなってきました。
東京電力管内では本日も順調に電力消費量が上がってきてます。
10時現在で83%、午後2時の予想では92%近く。
b0126549_11242692.jpg

もう大規模停電に手が届きそうになりました。
省エネ、省電力...
この辺は夏には電力消費量が減る、そして電力供給量はあがる。
あちこちに取り付けられている凍結防止ヒーターが夏場には動作しなくなる、夕立などで山からの水量が増えるので水力発電が100%稼動できる。
東京電力管内の我が家も照明はすべて蛍光灯に取り替えた。
LEDではない、まだまだ高すぎる。
LED電球は10年も20年も取り替えなくても良いとのことだが、それまで生きていられる証拠がないのでもったいない。
テレビも見るのは止めた(本当は家の周りの樹木に葉が茂ってきて地デジが映らなくなった)。
もちろんクーラーなんてものは一度もスイッチを入れたことが無い。
冷蔵庫とトイレの噴水はとっても便利なのでそのまま。
あと、問題はパソコン、外付けのハードディスクが5台もある、これが年中回りっぱなし。
on/offスイッチ付のコンセントを使っているが面倒で切ったためしがない。
思いきって全部電源を落とした、捨てては無い。
別に困ったこともない、いかに無駄なデーターを溜め込んでいたかの確たる証拠。
秘密の場所に暗号で隠したいかがわしいファイルなんてものは時間がかかって面倒くさくてあけたことがない。
後は誰にも開けられずにゴミ箱行き、なんでこんなことにお金と時間と労力をかけてたことか。
世の中の経済もこんなものなんでしょう、無駄な電力消費も景気のうちだったのかな...
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-24 11:49 | 田舎暮らし | Comments(0)

また鱒釣り

ふきに山うど、わらびにせり...毎日山菜ばかりではパワーもしぼんでしまう。
朝早起きでまた鱒釣りに出かけました。
b0126549_945273.jpg
今年の虹鱒はちょっと大きめで釣り応え、食べ応えがある。
b0126549_952388.jpg

最近のすごい養殖技術を駆使すると従来よりもはるかに早く成長する虹鱒ができるらしい。
受精卵に水圧をかけると倍数体の個体になるそうだ。
倍の速度で大きくなる、おまけにこの鱒に雌しかできない精子を受精させると子供のできない雌になる。
卵を持たないので栄養が魚に行き渡りおいしくなる。
こんな話を聞くと、もう目がひっくり返ってしまいますね。

釣れた魚はもっぱら私がさばく、そしておくさまはこれを料理。
あるブログにでてました、メシマズ嫁の夫達の日々のつづり。
「ご近所さんから釣ったばかりの旬の虹鱒をいただいた。
子供と出かけ数時間後に戻ると家の食卓にはずらっと虹鱒料理が並んでいた。
虹鱒の皮付きの刺身、内臓も 一緒に入ったあら汁、頭のから揚げ、半生の煮魚。
料理は愛情で、といわれるが愛情だけでは腹は満たせない」
と、つぶやいておられました。
我が家では頭ではない3枚におろしたから揚げにバルサミコの良く効いた甘酢野菜添え。
二度揚げした虹鱒のカリカリ感と野菜のさっぱり感。
幸せにもお腹は十分に満たされました。
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-23 09:28 | 田舎暮らし | Comments(0)

干しぜんまいの完成

角間峠で採ってきた「やわら」つまり「やまどりぜんまい」を保存加工した。
結構手間がかかって面倒。
しかし、糧にするには贅沢は言っておられない。
まず、ぜんまいの先の綿毛を取らなければならない。
スーパーの袋いっぱいあるのでいつまでたっても終わらない。
bosanovaでも聴きながらでないと辛抱が続かない。
一日目はこれで終了。
次の日はちょっとお出かけで何にもしなかった。
その次の日には薪ストーブの灰を入れて湯がいた、ほんの2,3分。
鍋に入りきらないので3回に分けて湯がいた。
水洗いをしてかごに広げて干し始めた。
b0126549_9274893.jpg
ちょっと乾いたところで手で丁寧にもんだ、丁寧にしないと折れてバラバラになる。
そして1昨日、雨が降ったり止んだりで一向に乾かない。
昨日は朝見てみるとべっとり、カビが生えては一大事と食器乾燥機に入れる。
1時間ほど熱を加えてみたが風の吹くところだけしか乾燥してこない、失敗。
b0126549_9324018.jpg
ところが天候は一変、真夏の陽射しがよみがえってきました。
そして午後には見事に乾燥、「干しやわら」の完成です。
あらためて自然の恵み、その偉大なエネルギーに感心しました。
出来上がりはほんのちょびっと、両手にいっぱい位になってしまいました。
b0126549_9404938.jpg

そして本日は夏至の日、北欧は白夜、南極は極夜。
  蝉鳴きて 菖蒲華さく 夏至の候
                詠み人 私
b0126549_9474141.jpg
ちょっとお粗末でした。
写真だけのほうが良かった...
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-22 10:00 | 田舎暮らし | Comments(0)

熊笹茶

笹団子、笹ちまきそして笹寿司。
富山の駅弁「鱒寿司」、車窓で紐を解いて笹の葉をはがすとピンク色の押し寿司、ワンカップを横になんて昔は良かったですね。
使われている熊笹は食品の風味を良くするだけでなく、抗菌・殺菌・防腐作用で長持ちをさせる先人たちの知恵です。
最近では熊笹に含まれるササ多糖体が注目され多くの悩める人々に愛用されています。
ササ多糖体は細胞機能を強化し、人間の持つ免疫力・自然治癒力を高める効果絶大。
飲んでコレステロールの低下、血栓溶解、血圧降下、貧血改善、胃腸病改善、健胃、整腸、糖尿病、骨の強化、免疫力増強、疲労回復、炎症沈静、止血、解毒などなど...もう書ききれない。
エキスを外用薬として皮膚病、切り傷、口内炎、イボ、あせも、痔にまで効くそうだ。
熊は冬眠から覚めるとまずこの笹の葉を食べ元気を取り戻すそうだ。
そういえば上野公園の熊猫も笹を食べてましたね。

と、いうことで熊笹茶製造にとりかかりました。
まず、採ってきた熊笹の新らしい葉を洗ってはさみで切り刻みます。
電子レンジでチン。
その後は天日で乾燥、いまここまで完成。
b0126549_16254679.jpg
このあとフードプロセッサーで細かく砕き、フライパンで炒って完成。
これで笹の生臭さもなく香ばしいちょっと甘さのある茶に仕上がる。

ちまたで販売されているのは99%が「熊笹茶」と名づけられている。
ところが図鑑では「熊笹」ではなく「隈笹」の漢字が使われている。
これは笹の葉が冬場に縁が白くなり隈ができることからこの名前がついた。
b0126549_16324255.jpg

「熊笹茶」の販売サイトには、
「熊も住むといわれる1000メートルを超える山中に分け入り採取した滋養たっぷりの熊笹の新芽を厳選、高山の自然とパワーをそのまま熊笹茶に凝縮しました」、と。
これが「隈笹茶」では効きそうなイメージがわいてきませんね。

「熊笹茶」はあまりにも効能が多すぎて薬効の研究はまだまだ、これからの課題だとのこと。
昔からずいぶん薬効が伝えられているのに...ちょっとマユツバのような気もしてきましたが、放射能漬けの静岡茶よりもより安全、しかもタダの自然の恵みに言うことはない。
山の生活の友です。
[PR]
by hanaha09 | 2011-06-21 17:18 | 田舎暮らし | Comments(0)