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あるちゅはいま日記

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お金を稼ぐ方法

島根県のカニカゴ漁船が違法操業の疑いでロシアの警備艇に拿捕されたそうだ。
1980年代には、カニ漁師と暴力団の混成「特攻チーム」が北方領土付近の密漁に出かけた。
一攫千金、100億円産業に発展したそうだ。
当然、ソ連側に拿捕される漁船も続き、日本側においても厳しく取り締まりをするようになり、「特攻船」ビジネスは下火になった。
それに代わり、拿捕されたソ連の収容所でこねを作ったソ連漁師との間でカニはソ連漁師から仕入れるのが一般的となっていった。
「特攻チーム」はより簡単で危険の少ない国内での潜水ナマコ採りに移っていったらしい。
さて、今回拿捕されたカニ漁船からは生きたベニズワイガニ7.5トンが発見されたそうだ、普通サイズで1匹が5から600g、およそ15,000匹。
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総額が6,500万円相当ということらしい、乗組員10人で山分けすると一人当たり650万円。
石川県などのカニ漁師の給与を調べると、20代で110万~120万円、40代ともなると140万から150万円、平均年収で1500万円ほど。
だいたい3か月を働いて、後は休み、やめられない稼業だ。
そして、一部のカニ漁師たちはさらなる挑戦に挑む者もいる。
世界一過酷な仕事と言われる真冬のベーリング海のカニ漁だ。
ベーリング海では10mを超える高波が船を襲う、転覆事故は毎年起こる。
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船にかかるしぶきが凍る、これを叩き落とさないと船が転覆する、極寒の中での氷落としは重労働だ。
カニ漁のポイントでは500kgもあるカニカゴを何個も沈める。
一日3回このカゴを巻き上げまた沈める、24時間で仮眠を取れるのは30分、3回だけ。
24時間働き続けているのに眠れなくなるのだそうだ。
揺れる船上ではカニカゴも大きく揺れる、疲労困憊の漁師の事故につながる。
けがをしても病院に行き着くまでは数日はかかる、仲間同士で手術をすることも。
歯が痛くなれば自分で引き抜く。
過酷なストレスで訳もないのに火をつけたり、仲間同士で喧嘩が勃発したりする。
しかし、カニが大量に取れた際にはみんなにっこり、過酷な解禁期間40日を過ごして港に帰る。
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命と引き換えに手にする金は3,000万円以上、最高に稼ぐ人は1億円にもなるそうだ。
日本人はこんなカニをどこまで好きなんだろうね。











by hanaha09 | 2019-02-05 11:16 | 田舎暮らし | Comments(0)
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