別名花寺と称される青龍山吉祥寺へ参った。
嬬恋村より吾妻川に東へ東へと下り、高山村、沼田市を経て川場村にやってきた。
鎌倉建長寺を総本山とする臨済宗の禅寺、南北朝時代の暦応2年(1339年)に創建された。
文化12年(1815年)に建立された山門。この階上には十六羅漢が安置されている。
そして、延宝3年(1675年)に再建された本堂。
この本堂を上がると、屋内に小さな祠がある。
烏枢沙摩明王(うすまさみょうおう)明王の一尊、「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つという。
よって、禅寺等では便所に祀られることが多い。
生涯、下の世話にならないとされているそうだ。
早速お賽銭をあげてお願いをしておいた。
そして回廊を回ると、
お釈迦様がごろりと寝ておられる。
その前には...
「お釈迦様は大勢の弟子に見送られながら健やかに旅だたれた。この故事になぞらえお守りを「コロリ大往生」と名付けた。家族に苦労を掛けず、元気に長生きをして旅立ちは苦しまずに楽に旅立ちたちたいという思いがこもったお守りです。」
お守りは入口のお札売り場でお求めください、とあったが買うのを忘れて出てしまった。
まあ、コロリといかずとも下の世話をかけずに行けそうだ。
シュウメイギクがきれいに咲き誇る庭先だった。