「約77万年前の境界を観察するには、ここ」という日本の申請が世界の専門家に最終的に認められれば、地球科学の「聖地」に仲間入りし、約77万~12万6千年前の地質時代は「チバニアン(千葉時代)」と呼ばれることになる。旧人のネアンデルタール人やマンモスが生きていた頃だ。」
285万年前から始まる時代「新生代第4紀更新世」の前期に続く、中期(約78万年前~約1万年前)には、まだ国際的な命名がなされておらず、その時代の呼び名の候補として「チバニアン」が、今提案されているのだ。
なんでこの時代がわかるのか?というと、新生代第4紀更新世の前期と中期の境目は、地球の磁場の逆転が起きた時代、その時期の地層を千葉の養老川の何にもないような崖っぷちに見ることができるのだ。
赤色杭の部分が北がS、南がNの逆磁極期、そして下から1番目と2番目の間に水平に割れ目が見える。
これが第4紀更新世前期と中期の境目、割れ目の上が「チバニアン」と呼ばれるようになるのだ。
ちなみに黄色杭の部分が磁場がふらふらしていた時代、緑色杭の部分が今と同じ北がN、南がSの正磁極期なのだそうだ。
なんで地球に磁場なんてものがあるのか良くわからん。
その磁場が時代によって逆転するのはもっとわからん。
この地層に方位磁石を持っていったら赤杭と緑杭の部分ではくるっとひっくり返るんだろうか?
いずれにせよ、すごいことは地球の歴史がのぞき込める世界有数の場所の一つが日本の千葉県にあるということだ。
正式な命名決定後には、この位置に世界で65か所にしかない金の杭(ゴールデンスパイク)が打ち込まれるそうだ。
元千葉県民としては誇らしいことだ。
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