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あるちゅはいま日記

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ニワトコ酒説

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ニワトコ(接骨木)の実が赤くなった。
この実は小さいつぼみの時にはてんぷらにする、味も何にもないのでおいしいとは思わない。
この赤く熟した実は果実酒にしたり、西洋ではジャムにしたりするそうだが、そのままでは食べられたものでは無い。
毒があり、下痢をするとも言われている。
縄文遺跡の代表格である青森の三内丸山遺跡の低地からは大量の植物種子が出土した。
時の縄文人が利用し、捨てたものだと言われている。
クリやクルミなど様々な種類の種の中、最も量が多いものがニワトコの種。
お酒をこよなく愛する縄文研究家が、説くのがニワトコ酒説だ。
実を収穫し、乾燥した後決まった配合で煮出し、それを発酵させた。
捨てられた大量の種子はこれらの絞り滓と考えられる。
しかも、発酵した果実に集まるショウジョウバエのさなぎもたくさん出土した。
何かしら発酵生成物を造っていた可能性は非常に高い。
また、縄文土器はぶくぶく泡が出る酒造りには最適の格好をしてるという人もいる。
縄文の美食家にはやはり美酒もなければ完璧とは言えなかったに違いない。






by hanaha09 | 2017-07-25 10:55 | 田舎暮らし | Comments(0)
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