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あるちゅはいま日記

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一粒金丹

b0126549_1810444.jpg年長けて、かつての精力はどこへやら。
「美しい手で提灯の皺伸ばし...」
と、若い妾は一生懸命になるが、
「あたかも提灯で餅を搗くが如し...」
と、情けないこととなる。
江戸時代の絵図にはバイアグラを凌駕するほどの閨房薬(秘薬・惚れ薬)が登場する。
その一つが「一粒金丹(いちりゅうきんたん)」、どうも津軽藩に伝わる秘伝の調合方法でつくられたものらしい。b0126549_181966.jpg
その効能とは...「諸虚を補ひ精気を益。 大抵ハ半月十日に一丸を服す、鉢さかんの人ハ、四季に一丸を服す。性交を強くし、夢精をもたらす。」とある。
何が含まれてるかというと、膃肭臍(オットセイのあれ)、阿芙蓉(阿片)、龍脳(南洋産の薬草)、麝香(ジャコウ鹿の生殖腺嚢の粉末)、朱砂(水銀と硫黄を化合したもの)、原蚕蛾(中国蜀地方の一番蚕)、これを焼酎で煎じた射干(アヤメ科の多年草)エキスで練って丸薬とする。
こんなものを毎日でも飲んだら、それはもう大変なことになる。
幕末近くの値段が一袋(粒数不明15粒位?)二十五銭、今の価格で2-3000円。
現代のバイアグラと同じくまがい物があちこちで見られたらしい。
江戸のご隠居さんには引っ張りだこであったに違いない。
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by hanaha09 | 2017-06-22 18:11 | 田舎暮らし | Comments(0)
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