金沢には、16世紀半ばに本願寺が布教の拠点として「金沢御堂」が置かれた。
その後約400年前に前田利家公がこの地に城を定め、以来、加賀百万石の城下町として大発展。
藩政時代には江戸、大坂、京都に次ぐ規模の大都市であったのだそうだ。
柳滴る浅野川の川岸に、今でもキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある古い街並み。
その栄華を今に残すのがひがし茶屋街。
その一角にある「ひかり蔵」。
百年以上前から存在する土蔵を、左官と金箔、確かな伝統の技をもってこれまでにない存在として蘇らせたのだそうだ。
外壁は漆喰の壁に塗り直し、純金とプラチナの合金箔「純金プラチナ箔 永遠色」で仕上げた。
内壁は、本来の壁の土に沖縄の泥藍を合わせ、24Kの純金箔によるグラデーション。
金箔約20,000枚も使った。
そして、店内には黄金のカステーラ。
なんともはや...さすが百万石の茶屋街であります。