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あるちゅはいま日記

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鎌原米の里

鎌原村にも春がやってきた。
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この桜の下に江戸時代に作られたと思われる道しるべがある。
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「右すがを 左ぬまた」とある。
右へ行けば須賀尾峠を越え、大戸の関所を過ぎ、高崎に至る。
左へ行けば中之条を経て沼田に通じる。
昔の鎌原村は交通路の要所であった。
そして、この街道の分かれ道を少し北へ行くと現代の道しるべ。
鎌原米の里_b0126549_1983241.jpg
この道しるべの下に立派な看板ができた。
「鎌原米の里」、この数年、米・食味・分析国際コンクールでの金賞をはじめとして部門賞の受賞が続いている「鎌原米」の産地がここ、鎌原村だ。
昨年の第18回大会でも出品された5710の自慢のお米から見事総合部門で金賞をとったのも「鎌原米」。
分析計による第一次、第二次審査でより選られたお米が第三次審査では、食味鑑定士・バイヤー等の専門家を含めた 30 名の審査員により、官能審査が行われる。
なんと、タイガー魔法瓶社製の30台の炊飯器が使われるそうだ。
おいしいお米を作る秘密とは、まず良質な水が、とぎれる事なく、常にふんだんにある事だそうだ。
しかも軟水が適しているという。
次に標高が200mから400m位までが適しているそうだ。
そして、土質が赤土または粘土であること、田んぼは西向きが良いのだそうだ。
さて、この鎌原村は...
用水は浅間山の湧水、良質で豊富にある、が、浅間山の水系は少し硬水気味だそうだ。
水温は低い。
鎌原村の標高はおよそ900m、土質は粘土どころか火山灰が中心だ。
人の手で土質改良が加えられてやっとのことで水田となった。
田んぼは西向きどころか少し北に傾斜した平地だ。
常識で言わば、おいしいお米は出来っこない。
こんな中で金賞を得られたのはひとえに農家の方の努力の賜物に違いない。
いま、金賞の「鎌原米」を毎日いただいている。
あつあつの、つやつやの「ひとめぼれ」は噛むと甘い、それより冷ごはんになってもチンすることは無い、そのままでももちもちでおいしいのだ。
by hanaha09 | 2017-04-26 19:37 | 田舎暮らし | Comments(0)
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