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あるちゅはいま日記

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江戸川柳

江戸庶民は、物質的には全く恵まれていなかったが、自然の恵みを受け、精神面では人生を充分に謳歌し、質素さと豊かさ、貧しさと幸せを同時に味わいながら生きていた。
その根底には他人を思いやる心、お互いがお互いを助け合う心が流れており、内面的な洗練さを磨きあげようという自意識があった。
江戸時代はすでにご存じのとおり、世界でも珍しい長期泰平の社会、しかも江戸の識字率は世界一、世界一の大都市、庶民の好奇心が旺盛などの社会環境の中から川柳が生まれた。
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「店中の 尻で大家は 餅をつき」
庶民の長屋は共同トイレになっていた。
江戸の下肥はいいもの食べているので非常に効き目があり、近在の百姓間で奪い合いになった。
大人の尻一人前で幾ら子供の尻一人前で幾らということで、年の暮れには前金を納めて農家が契約していった。
その相場が大人の尻ひとつで米一斗、餅にしたら10臼分、大家はその肥やし代で年の暮れの餅を店子に配ったという句だ。
「奥方ははめる 妾は にぎるなり」
教養として音曲をたしなむ場合に大名の奥方は琴を演奏するので手には琴の爪をはめる、お妾さんとなるとせいぜい三味線で、こうなると棹をにぎるか撥をにぎる。
武士と庶民の差をねたみ交じりに謡った川柳だ。
エッチなことを想像するのは誰だ?
「ほれ薬 〇〇から出るのが いっち効き」
この〇〇になにを当てはめるのが良いか?
正解は「佐渡」、金子のことだ。
変な〇〇を想像をするのは誰だ?
最後に「暴れるせがれ ひきかかえ 内へいれ」
どのくらい邪魔になるかは女性の方にはなかなか分からないことだろうとは思いますけれども、男性には邪魔でどうしょうもない若い頃もあった。
17文字で表現する川柳、相当の文化程度と知恵がないと書けないし読めない、こんな江戸時代だった 。
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by hanaha09 | 2017-04-10 22:01 | 田舎暮らし | Comments(0)
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