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あるちゅはいま日記

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上州名物

上州名物と言えば「カカア天下に空っ風」、も一つカタカナのカがつく「雷」も。
正徳2年(1712年)馬場重久は『蚕養育手鑑』の中「蚕にて富貴になりたる物語」として、養蚕の換金性を示唆し、その経済性を説いた。b0126549_19594186.jpg
この本に目を付けた上州の人びとは、養蚕に力を入れることになった。
そして、それを実践できたのは、きめ細かな蚕の飼育、繊細な感覚と骨身を惜しまぬ勤勉さを持ち合わせた上州の女性だったのだ。
上州の女性は、春から夏にかけては、養蚕に精を出し、秋の収穫を終えると今度は、糸挽きと織物に専念した。
上州産の繭と生糸と織物はともに品質の優れたものだった。
時の時代は安政の開港、生糸は欧州・北米に向けた主要な輸出品となった。
特に優れた品質の生糸を世界に送り出した上州女性、それは「前橋生糸」として、ヨーロッパ市場で高く評価され、高値で売買されたのだ。
上州の生糸商人は数頭の馬の背に天保銭を積み上げ、護身用のピストルを懐にして横浜から村に帰ってきた。
余りにも大量の天保銭を積み込んだので、銭の重さで馬の背骨が折れてしまったという笑い話も残っているそうだ。
かくして、上州においては、未婚や既婚を問わず、彼女らの収入は男性のそれを足下にも寄せ付けないものとなった。
家庭内における経済的覇権は完全に女性のものとなった、「カカア天下」の誕生物語である。
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男はどうなったか?
暇つぶしにカカアからいただいたお金でばくちに通った。
で、登場したのが国定忠治物語だ。
情けない男に突き付けられたのはカカアからの三行半、慰謝料を積まれて放り出された。
一家の経済を支える女房に深い愛情と、感謝の念はあるのだが...そんな働きのあるすばらしい女房に、真っ正面から「有り難う」と本音をいえない上州男児なのだそうだ。

残念ながら私は関西からきた流れ者...よくわからん。
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by hanaha09 | 2017-03-21 16:19 | 田舎暮らし | Comments(0)
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