ブログトップ

あるちゅはいま日記

hanaha09.exblog.jp

またもや草軽電鉄

草軽電鉄は昭和20年東京急行電鉄の傘下に入った。
驚くべきことに、昭和23年に【「上信礦業株式会社」が所有していた専用線(着工はしたものの未完成、一部橋脚などが完成していた)である嬬恋―長野原間を買収し、同時に長野原から新鹿沢温泉間の23.1キロの地方鉄道の免許を申請した。】と年表にある。
残念ながら免許が下りたという話もないし、翌24年には台風被害による経営不振、軽井沢-上州三原間の廃止が社員総会で決議されている。
草軽電鉄の野望がかなっていたら嬬恋村大観光ブームがおきてたかもわからない。
と、いう夢のような物語もあった草軽電鉄、今日は湯窪駅跡から仙之入付近までの探索だ。
東三原駅のスイッチバックを経て、ほぼ県道59号線沿いに湯窪駅跡へたどり着く。
湯窪駅は吾妻硫黄鉱山からの硫黄製品の積み出し、また焼成炉に必要な石炭(コークス?)の荷下ろしの貨物駅だった。

これは昔の湯窪駅、後ろの建物には「吾妻鉱山 帝国硫黄工業株式会社」とある。
b0126549_2133999.jpg
山の姿恰好から推察するとこのあたりの空き地が駅跡、建物のあったところらしい。
b0126549_2143328.jpg
この辺からはどうも線路跡が県道59号線となったようだ、昔の地図には道路はない、線路しかない。
どんどん行くと万座温泉口(古い地図では石津平)駅跡。
b0126549_21174242.jpg

本線からバックして入るスイッチバック駅だ。
b0126549_21443092.jpg

急こう配で停車した後、発進ができなくなるのでこんな駅となる。
万座温泉まではここからおよそ16km、交通手段は馬しかなかった。
昭和3年に開業した「豊国館」のパンフレットがある。
b0126549_21404357.jpg

ここには、
自 石津平 至 万座温泉
乗馬賃 ・乗馬一頭 金 三圓五十銭・二人櫓馬一頭 金 五圓 とある。
どうも右下の写真が二人櫓?馬の両側にしつらえた篭の様なのに一人ずつ乗ってるようだ。
これで3から4時間山道を行ったらしい、昔の湯治客の執念はものすごい。
ちなみに
自 上野驛  至 軽井沢驛 汽車賃 金 弐圓七銭
自 軽井沢驛 至 石津平驛 電車賃 金 弐圓弐十壱銭
ずいぶんとお金のかかる乗馬賃だったようだ。
も一つ、見ると長野県側の山田温泉から万座温泉へは、
乗牛壱一頭 金 四圓也
急な山道には牛が強いらしい、ただ何頭かの牛を繋いで引いていけないのが難点らしい。
三原から万座温泉へ通じる有料の万座ハイウエイ、往復2040円の料金が高いわけが分かった。

今日は長くなったので仙之入まで到達しなかった、また明日。
[PR]
by hanaha09 | 2017-03-15 22:17 | 田舎暮らし | Comments(0)
<< 草軽電鉄 昨日の続き オーストリアのモナリザ >>