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あるちゅはいま日記

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南阿蘇の土砂崩れ

阿蘇山の麓、南阿蘇村では大変なこととなった。
大地震で土砂崩れが発生して家々を飲み込んでしまった。
火山の麓に住む一員として、この事態を見過ごすわけにはいかないのだ。
火山、特に成層火山は溶岩の火砕屑が降り積もってできた山だ。
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砂山と同じ構造だ。
山体崩壊を起こしやすい、浅間山の外輪山である黒斑山は今から2万4千年前に山一つが崩れて無くなった。
山崩れも起こしやすい。
何度かの噴火により堆積した火砕屑の地層の間には不透水層ができる。
噴火の間に生じた植生による腐敗物であることが多い。
この不透水層の上には地下水が流れる、これが滑り面になりやすい。
天明3年の鎌原村を襲った土石なだれも溶岩の水蒸気爆発の衝撃でこの不透水層上部がごっそり滑ったとも考えられている。
南阿蘇村の空中写真を見るとこの山は杉の植林地帯であることがうかがえる。
この植林が問題ともいえる。
今、植林されているのはほとんどが挿し木なのだそうだ。 
実生苗には直根が出てきて地中深く根を張ることになるが、挿し木の根はヒゲ根、横に張るだけで深く伸びない。
せいぜい深くて1-2mおまけに根は同じ深さで横並び、実生の自然林では根の深さも広がりもまちまち、地中をいっぱいに支えることができる。
山の斜面では土砂災害の引き金に充分なりえるのだ。
この嬬恋村にも太陽光パネルサイトがあちこちに出現している。
豊かな自然林は見事に切り倒され地面はむき出し、土砂災害の時限時計が一歩一歩進んでいるようだ。



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by hanaha09 | 2016-04-21 18:43 | 田舎暮らし | Comments(0)
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