雪の上に見つけた、鳥のうんこだ。
頭上を眺めてみると、樹上にヤドリギ。
優に20m以上の高さにくっついている。
朝、うっすらと明るくなるころにやってくる鳥たちがいる。
ヒレンジャク、なんでわかったかというと...
この前にガラス窓に一羽がぶっつかって絶命した。
頭と尾がピンク、きれいな鳥だった、写真には写さなかった。
このヒレンジャクの今頃一番の好物がヤドリギの実。
ゼリー状の中身はほのかに甘い、種は緑で消化しない、この種の周りにチューインガムのようなネトネトがあり糸のように伸びる、これも消化をしない。
ヒレンジャクがこの実を食べると後はこうなる。
お尻からブラブラぶら下がる糸と種。
これが木の枝に引っ付く、引っ付いた種からは木の枝に根を下ろし、芽が出て高い樹上に新たなヤドリギが生えてくるのである。
残念ながら地上に落ちた種は発芽することはない。
このように、大地に根を持たずに樹木に繁殖し、樹木が葉を落としても青々と葉をつけているヤドリギは、古来から欧米では「再生のシンボル」「永遠の命のシンボル」として神聖な不思議な力を持つものとして大切にされてきた。
その最たるものが「ヤドリギの下でキスすると将来幸せになる」という言い伝えだ。
かのTokyo Disneyにはこんなスポットがあるそうだ。
このあたりの山の中には、いたるところ無料のスポットだらけだ。