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あるちゅはいま日記

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日本人のこころ

「ひまわり」で有名なあのゴッホ。
日本の浮世絵にすっかりはまり込み、貧しい生活にも関わらず五百点近くもの浮世絵を収集したのだそうだ。
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左が1857年歌川広重作「名所江戸百景・亀戸梅屋舗」のオリジナル浮世絵、右側はそれを模写した1887年ゴッホ作「梅の花」の油絵作品。
ゴッホはこうして浮世絵を真似て描くことで、その大胆な構図、明るい色彩感覚、生き生きとした線描画法といった多彩な描画技術を学んでいたのだ。
1888年、ゴッホから弟テオ宛てに投函されたという手紙には...
「僕は『一茎の草』と『ナデシコ』の素描、そして北斎がすばらしいと思う。
・・・・
日本の芸術を研究すると、紛れもなく賢明で、達観していて、知性の優れた人物に出会う。
彼は何をして時を過ごすのか、地球と月の距離を研究しているのか。
違う。
彼が研究するのはたった一茎の草だ。
しかし、この一茎の草がやがては彼にありとあらゆる植物を、ついで四季を、風景の大きな景観を、最後に動物、そして人物を素描させることとなる。
彼はそのようにして人生を過ごすが、すべてを描くには人生はあまりに短い。
・・・・」
とある。
日本人は、大小を問わず万物には等しく魂が宿っていると考えていたのだそうだ。

あちこちから集めた合成作品らしきものを「何日も徹夜をして作りました...日本人として誇りをもって作りました...」と、語った現代の日本人デザイナー。
日本人のこころはどこへ...
by hanaha09 | 2015-09-03 22:27 | 田舎暮らし | Comments(0)
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