人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

あるちゅはいま日記

hanaha09.exblog.jp

時を知る

腕時計が動かなくなってからもうかれこれ1年がたつ。
自分で電池を交換したのがどうもいけなかったようだ。
100円ショップでおもちゃの腕時計を買ったのだが、あんまり子供のようで止めた。
それ以来腕時計は無しだ。
家の中に居るときはあちこちに壁時計やパソコンがあるので困るときはない。
外へ出かけるときにはケータイがあるので時間は正確にわかる。
車に乗れば時刻も出るし、ナビにも時刻が出る。
外で野良仕事をするときにはもっぱら日時計、家のウッドデッキはちょうど南に平行して造られている。
柵の欄干の陰が直角になったときには正午だ。
おまけは遠くから聞こえる有線放送、嬬恋村では西堀栄三郎、第一次南極越冬隊長が学生時代にこの嬬恋村で作詞した「雪山賛歌」が流れる。
夕日が木陰にかげるときには腰も痛くなるのでひとしまい。
こんなエコな生活をしてたのが江戸時代の人々。
江戸時代の時刻は不定時法を採用していた。
時を知る_b0126549_1124668.gif

夜明けから日暮れまでの時間を6等分する時間法だ。
自分の手が識別できるくらいに明るくなれば夜明け。
一日が始まる、「明け六つ」だ。
逆に手が見えなくなるときが「暮れ六つ」。
冬と夏では時間が変わってくる、江戸での夏至の日には昼間の6等分は今の2時間38分。
冬至の日には昼間は1時間50分となる。
こんな時間の違いはどうでも良かった。
江戸町民は太陽の高さで夏でも冬でも大体の時刻がわかった。
働くのは明るい昼間だけでよい。
そしてなにより、日の出と共に起き日没と共に寝る。
無理に電灯をつけて夜遅くまで起きていなくても良い。
最高のエコ生活だ。
by hanaha09 | 2015-04-05 11:29 | 田舎暮らし | Comments(0)
<< 医食同源 火砕流の足跡 >>