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あるちゅはいま日記

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離山

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今朝の最低気温はマイナス13℃、朝の9時に軽井沢まで下りて行った。
離山(はなれやま)の冬、山頂付近の霧氷が見られた。
低い山のように見えるが軽井沢の街そのものが標高900mほどなので少しのぼると山頂の標高は1,256mだ。
旧石器時代の後期には富士山のような姿かたちをした浅間山は大崩壊を起こした。
原因は定かではないが今の黒斑山を残して山体が無くなった。
今の湯の平あたりにあったといわれる火口は埋まってしまった。
地底のマグマは行き場所が無くなった。
この後の2万2050年以上前、浅間山から少し離れた軽井沢にポッコリとマグマが持ち上げた溶岩ドームがこの離山だ。
溶岩ドームの発達にともなって噴き出した高温の火山物質は雲状となって流れ下り、軽井沢一帯を焼き払ってしまった。
この熱雲で発生したサーマル雲が上昇し、北東方向に流れ榛名山付近まで達し火山灰を降らした。
この1250年ほど後に長野・群馬県境の峰の茶屋あたりにも溶岩ドームが盛り上がった、これが今の小浅間山だ。
碓氷峠を立ち上ってくる関東平野の湿った空気は高度の上昇とともに冷やされ夏は霧、冬は霧氷となる。
軽井沢ならではの光景だ。
by hanaha09 | 2015-01-29 18:31 | 田舎暮らし | Comments(0)
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